豊受の
「朝よひに 物くふごとに 豊受の 神のめぐみを 思へ世の人」
金華山神社に泊まって食堂で食事をするとき、研修中の巫女さん達がいると、彼女らは着席後、必ず上の言葉を述べてから食べ始める(黙食)。
これが本居宣長の和歌だとは、先ほど初めて知った。
神道の精神性は、現在残っている古典の解釈に拠るというよりも、古の儀礼を伝承することに拠って体感され、後付けでその意味を考えられてきたのだろうと思う。
それを言語化するに当たっては、江戸期の国学者たちが書いた著作(思想)に拠るものが多いのかなと思った次第。
(2023.1.12)