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記事を書くことをためらう気持ちはどこから来るのか

2025年、新しい年が始まりました。あけましておめでとうございます。
振り返れば、去年は1本記事を書いたきりで、2本目を書かずに年を越してしまいました。
書きたいことはたくさんあるのに、なぜか書くことにためらいを感じていました。その理由が自分でもよくわからなくて、忙しさや仕事を理由にして、なんとなくモヤモヤした気持ちを放置していたんです。深く考えるのを避けていたんですね。
それでも、数週間に一度は「書いてみたい」という気持ちがふつふつと湧いてくることがありました。そんな中で、自分に問いかけてみたんです。
「なぜ、書くことにこんなにためらうのだろう?」「私は何を恐れているのだろう?」「そもそも、何を伝えたいのだろう?」
これらの問いかけは、カウンセリングの中でよく意識するものでもあります。それを自分に向けてしてみたところ、少しずつ気持ちの輪郭が見えてきました。

「何を伝えたいのか?」という問いへの答えはシンプルでした。私は「読者の役に立ちたい」「誰かの心を軽くしたい」と思っているのだと気づいたのです。
たとえば、誰にも相談できずに悩んでいる人や、相談することを迷っている人が、この文章を読んで少しでも楽になれたらいい。あるいは、人に話してみようと思えるきっかけになればいい。そんな思いがありました。
でも実際に書こうとすると、「何を書けばいいのか」「どう伝えればいいのか」が曖味で、その不鮮明さが書くことへのためらいにつながっているのだとも感じました。

さらに深く考えてみると、ためらいの背景には、普段のカウンセラーとしての姿勢と記事を書く行為の間にある「ギャップ」があることに気づきました。
私は普段、相談者と対話をしながら、一緒に考え、寄り添うことを大切にしています。その双方向的なプロセスが私の仕事の核といっていいかもしれません。一方的な一般論、アドバイスはなるべくしないようにと戒めています。
一方で、記事を書くことは一方向的な情報伝達のように感じられ、それが私の在り方とどうしても噛み合わなかった。これが、心のどこかでブレーキになっていたのだと思います。

こうして問いかけを繰り返していくうちに、「情報を一方的に伝えるのではなく、問いかけや気づきを促すような記事を書きたい」という方向性が見えてきました。それは、私自身がカウンセラーとして大切にしている姿勢とも一致するものです。
具体的にどういう記事を書いていくかはまだ模索中ですが、少なくとも私の中でおおまかな方向性は定まりました。それだけでも、大きな一歩だと感じています。

この記事を読んでくださっている方の中にも、「何か書きたいけど書けない」ともどかしさを感じている方がいるかもしれません。私も同じなので、どうすれば書けるようになるかのアドバイスはできませんが、「なぜためらうのか」を自分に問いかけてみることで、何か新しい気づきが生まれるかもしれません。同じような悩みのある方はコメントでも教えてもらえると嬉しいです。

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