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鉄鼠の檻ミュージカルを観劇しての感想をつらつらと

 拙僧が殺めたのだ  象徴的なセリフから始まる本作品は京極夏彦氏の百鬼夜行シリーズ第4巻、鉄鼠の檻である。劇団イッツフォーリーズさんが魍魎の匣をミュージカル化したことは記憶に新しいと思っていたが、あれからもう3年も経過していることに驚きを禁じ得ない。  魍魎の匣のミュージカル化の話を聞いたときも衝撃を受けたが、今回の鉄鼠の檻のミュージカル化はその何倍もの衝撃であった。魍魎の匣はメディアミックス作品としては舞台化、アニメ化、映画化と様々な形でこの世に存在しているが、鉄鼠の檻は漫

    • 魍魎の匣ミュージカルを観劇しての感想を徒然なるままに綴る

      先日イッツフォーリーズさんによるミュージカル、魍魎の匣を観劇させていただいた。あまりにも素晴らしいミュージカルだったので、感想を書き散らすことにする。ミュージカルの素晴らしさが少しでも伝わればよいと思って書いているものの、所詮は筆不精の乱文駄文。それでも許せる人は読んでもらいたい。 はじめに魍魎の匣とは講談社から出版されている京極夏彦著の百鬼夜行シリーズ第二作目である。ジャンルとしては推理小説・伝奇小説で、異様に分厚い小説のためファンの間ではレンガ本と呼ばれている。百鬼夜行