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冬の日本酒がおいしすぎる問題

冬になってから、やたら日本酒がおいしい。年末年始に、おいしい日本酒をたくさん味わって、完全に日本酒スイッチがオンになっている。

日本酒そのものがおいしいのはもちろんのこと、冬は日本酒に合う食べものが幅を利かせている。カニやふぐを王者として、寒ブリにカンパチ、あん肝ポン酢なんかも、日本酒と合わせたら極まる。

もちろん魚だけではなくて、せり鍋や、ゆず大根の漬物もいい。

そして忘れてはいけないのが、チョコレートと日本酒のペアリング。おいしいチョコレートは、寒い時期に出回る。暑い時期は工場から消費者の手に届くまでの温度管理が難しい。こだわりの詰まった繊細なチョコレート製品ほど、冬にしか販売されないことが多い。

なかでも、オレンジピールのチョコレートとボンボンショコラが日本酒とよく合う。

ボンボンショコラとは、中にフィリングと呼ばれる詰め物が入ったチョコレートのこと。フィリングには、ガナッシュやキャラメル、プラリネ、マジパン、ウイスキー、ブランデー、焼酎、日本酒とさまざまな種類がある。

個人的に日本酒と合わせたいのは、ガナッシュ入りとアルコール入り。

ガナッシュのクリーミーさを味わった後、日本酒ですっきりさせて、日本酒とチョコレートの香りが合わさるのを楽しむ。

アルコール入りのボンボンでは、チョコレートとウイスキーの風味を感じながら、日本酒を流し込むというぜいたくコラボも許されてしまう。

もちろん「日本酒×日本酒」もいい感じだろう。『獺祭』がたっぷり入ったチョコレートの余韻を感じながら、『八海山』で香りを膨らませるのもいい。もったいないから、やったことはないけれど。

もうすぐサロンデュショコラが始まるせいか、チョコレートとのペアリングについて熱量高く語ってしまったけれど、この時期は日本酒単体でもおいしい。

夏はビール、冬は日本酒が最高ですね。(恵方巻に日本酒もいいよね)


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吉野千明
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