民主主義と当事者性を考える:ユースワークの目的、自分ごと化の難しさ、そして誰も置き去りにしない社会

「民主主義とか人権とはいうものの、普段どう意識している?」というテーマで、ズームをした中での発見。

3つくらい発見があったのでシェアです。

① ユースワークで大切にされていることは、「何のため」なのか?

ユースワークでは、以下のような要素が大切にされていて、自分も大切だなと感じています。
• 若者主体
• 信頼関係の構築
• エンパワメント
• 社会参画 などなど

しかし、これらは「何のためなのか?」という問いをもっと自分でも言葉にしたいと感じた。

② 当事者性の説明に「自分ごと」というワードを含めた反省

工藤さんの話の中で、「当事者性」を説明する際に「自分ごと」という言葉を使っていなかった。それを踏まえ、自分が誤った認識で引用してしまったことを反省。

また、「自分ごと」という言葉が持つ特徴についても改めて考えた。
「自分ごとにする」という表現は、膨大なプロセスを省略した言葉であり、簡単にできるものではない。そのため、「自分ごとにしよう」と言われると、直感的に分かる膨大なプロセスの前に「自分にはできない」と感じやすいのではないかと思った。

目標には2種類あると言われる。
• 成果目標 … どんな状態にしたいか
• 行為目標 … 何をするのか

「自分ごと」という言葉は成果目標に近いため、あまりに抽象的で「何から始めたらいいの?」と困惑しやすい。一方、行為目標として「当事者性」を定義すれば、「今日からできること」が見えてきて、より実践しやすくなるのではないか。

そこで、一旦言葉にすると、当事者性とは
• 集団や社会で起きた問題を知ろうとすること
• その問題に対して、自分なりの関わり方を見つけようとすること
• 解決に向けて、アクションすること

このように整理すると、より実感を持って捉えられるのではないかと考えた。

③ 民主主義の定義について

今回、民主主義の定義について専門家の間でも解釈が分かれると言われている。

その中で、工藤さんの「民主主義=誰も置き去りにしない社会の実現」という定義が、一番キャッチーで本質を捉えているように感じた。

この実現のために、「主体性」と「当事者性」をキーワードにZoomに参加したが、その視点だけでは捉えきれない部分や、抜け落ちることもあるのかな?
と漠然に思っていて、その意識は忘れずにいたい。

以上、今回の気づきや考えたことの共有でした!

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