心の声コーヒー。
こんにちは、尼崎で学童保育をしているキタバと言います。私は、心の声コーヒーという、コーヒーの新たな楽しみ方を考えてみました。説明するのも難しいので、一緒に体験してみましょうか。下に進んでみてください。
どうでしたか.
「朝から問われるなんて勘弁してほしい」
「ゆっくりコーヒー飲ませてよ」
なんて声が聞こえてきそうです(笑)
しかし、待ってほしいのです。私は、コーヒーのおかげで自分を取り戻すことが出来ました。その経験を通して、ちょっぴりヘンテコなコーヒーカップを作ろうと決めました。そのストーリーを少し覗いてみてください。
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4年前の話です。
大学を卒業して、夢の先生になりました。あの頃は、右も左も分からず、とにかく一生懸命働きました。7時過ぎには出勤し、退勤時間は20時ごろ、そのあと授業準備をし、深夜3時に就寝していました。この生活を半年間続けていった結果、朝の通勤時間に、電車に揺られながら、『社会の歯車』という、詩を無意識に書いていました。とりあえず、変な精神状態でした。その日から、「誰の人生を歩んでいるんだろう?」と、よく考えるようになりました。自分の人生が、なにか、自分じゃない人生を歩んでいる感覚に陥ったのです。
そんな怒涛な1週間を過ごすわけですが、楽しみな時間がありました。それは休日のコーヒータイムです。家から徒歩5分の緑豊かな喫茶店で、朝日を見ながらコーヒーを嗜む。最高なわけです。
ある日、私はいつものモーニングセットを頼みました。朝日とゆったりとしたBGMに包まれながら待っていると、ある問いが生まれました。
私は迷わずに「今、このコーヒータイムだ」と思いました。そして、なぜだろうと思いました。すると、あることに気づきます。それは「コーヒーを飲んでいる間、どんなことを考えても私は自由である」ことに気づきました。
「仕事大変だな」「あの日、上手くいかなかったなぁ」と、どれだけネガティブなことを考えても怒られません。「自分が本当にしたいことは何だろうな」「こんなことできたら、きっと楽しいだろうな」と、どれだけ妄想しても、笑われません。あのコーヒータイムだけが私に''あなたはあなたで居ていいし、ここに居ていいんだよ''と、言ってくれているようでした。
幸せな瞬間。それは、1週間で唯一''自分の内側の声に耳を傾けてもいい''と思える、朝のコーヒータイムだったわけです。
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私たちは、よく''役割の声''に支配されます。
教員時代は、先生という役割を意識するあまり、自分の声を押し殺し、無理して働き続けてしまいました。しまいに、自分の声はどこへやら、誰の人生を歩んでいるのかさえも分からなくなりました。
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『自分の声を聴いてみよう』
あれから数年が経ち、私は自分の声を聴きながら人生を歩んでいます。例えば、先生を辞めてオランダの風車を見に行ったり、日本全国に飛び回り各地の先生とお友達になったりと、心向くままに歩んできました。現在は、山あり谷ありですが、楽しく学童の先生をしています。
そして、自分を取り戻すきっかけとなったあのコーヒーを作りたいと願うようになりました。自分の声を聴いてくれる、あのコーヒーを。
気がついたら、ヘンテコなコーヒーカップができたというわけです。
この背景を言わずにコップを見せると、かなりストイックな印象を持つかもしれません。しかし、『ほっとした場所で、ほっとした温かい飲み物を片手に、自分の心の声を確認してみる時間』として使ってもらえたらなぁと思っています。
ちなみに、コップの内側に記載されている5つの問いは、幸福度ランキング上位のオランダを参考に作っています。「大切なことは?」「やめたいことは?」など、今の自分を振り返ることができます。
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そんな誕生ストーリーなわけです。
ぜひ、飲みにきてください。
また、呼ばれたら、淹れに行きます。
気軽に声をかけてください♪
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心の声コーヒーのシェアを始めました!
必要な方に届きますように!
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✳︎番外編
(色んな飲み方シリーズ)
•1人で飲んだら''心の声コーヒー''
•2人以上で飲んだら''おしゃべりコーヒー''
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