良い意味でも悪い意味でも真面目な人
先輩社員に言われたことありませんか?
「真面目だね」って。
私も若手社員の時、何度か言われたことがありました。
「最近の子は真面目だね」と言われた時はよく分からなかったけど、良い意味では無いことだけは、なんとなくわかる。
私も後輩が増え、教育係をしていくうちに段々と先輩たちが言っていた意味が理解できたような気がしてきた。
おそらく先輩たちは、自分が新人の時と比べて、なにか違う点があると思っていたんでしょう。
「真面目」
通常なら褒め言葉になるはずのこの言葉の裏にある、先輩たちが伝えたかったことを勝手に考察していきたいと思います。
考察1 言われた状況
そもそも「真面目だね」と言われた状況を思い返してみると、大体の場面は意見を求められた状況だった気がします。
会議で話を振られた時や、飲みの席で話を振られた時、雑談の中で質問された時など状況は様々です。
しかし、聞かれた内容は全部一緒で「君はどうしたい?」でした。
その質問に対して、先輩たちが求めている答えになっていなかったのだと今は思います。
考察2 答えに魅力がない
「君はどうしたい?」という質問に対して、私が答えた内容に面白味があるなら、「真面目だね」という言葉は絶対に出て来ないと思うんです。
この会話の流れで「真面目」という単語が出るのは、「あなたの答えには魅力がないね」と同じ意味だと推測できます。
考察3 競争心がない
後輩に対して「真面目だ」と思ったのは、同期や歳の近い社員に対して競争心がないなと感じた時でした。
私が若手の時は、同期の中でも競争心がありましたし、正直今でも負けたくありません。
「あいつよりは俺のほうが仕事できる」という気持ちがあったからこそ、成長できたと思います。
しかし、今の若い子達はそういう競争心がない人が多いんです。
自分よりも仕事ができると評判になっている同期をみても悔しがらない。
むしろ「凄いね」と褒め讃えているんです。
悔しがらずに相手をちゃんと認めるなんて、それって真面目ですよね。
まとめ
今までのことをまとめると、
「真面目」=「自分の意見がない」
ということになるじゃないでしょうか?
我を出しすぎることは良いことではないと思いますが、自分の意見がないのはもっと良くないです。
周りへの競争心も程々にある方が、確実に成長しますし、将来の自分のためになるはずです。
「真面目」に生きることは、悪くはありませんが、自分の意見がないようなつまらない大人にはなりたくありません。
先輩たちはきっと、私がつまらない大人にならないように指導してくれていたんだと思います。
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