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学校に戻すことが「正解」なのか?
当事者は必ず行き当たる問題だと
私は思っています。
なぜならその答えによってその後の対応が
変わってくるからです。
不登校が始まった頃に私は
長男君を早く学校に戻さなきゃ!
と考えていました。
「義務教育」だから。
でも…
義務教育とは国や保護者などが子どもに
教育を受けさせなければならない
という義務であって、
子どもが教育を受けに絶対に
学校へ行かなくてはいけない
というのとは違うそうで
誰に助けを求めたらよかったのか?
家族みんなの環境変化
長男君が学校へ行けなくなった頃
我が家の環境はがらりと
変化していました。
夫は単身赴任、
次男君は中学入学、
私は掛け持ちでしていた
仕事の1つを辞めて新しい職場へ
通い始めたところでした。
掛け持ち状態は変わらず。
変わったばかりの職場なのに
急にお休みをいただいたことも
ありました。
しかし何度も
お休みさせてもらうわけにもいかず、
後ろ髪を引かれながら
出勤し
始まりの頃の辛かったこと
欠席連絡
まだ不登校が始まった認識が浅く、
混乱しまくっていた頃、
私が辛かったことの1つが
学校への連絡。
長男君の学校は遅刻や欠席の場合、
決められた時間に
電話を入れなければいけません。
詳しく症状を伝えて「休みます」と
電話をするたびに
私は心にちょっとづつ傷がつけられるような
感覚になっていました。
1回あたりは浅い傷でも
同じところを何度も何度も傷つけると
どんどん深い傷
体調不良が止まらない
めまいと吐き気
2020年GW明けの朝。
長男君、いつものように自分で起床。
たくさんご飯を食べ、
洗顔して制服に着替えたところで
異変が起こりました。
頭が痛い…目が回る…気分が悪い…
フラフラしながらトイレへ。
真っ青な顔で出てきたので
休ませて近くの脳神経外科へ。
MRIも撮ってもらったけれど異常なし。
その日以降、学校へ行こうとすると
このような状態になるのです。
制服に着替えて
「魔」の2年生のはじまり
学級委員長の任命
新型コロナウィルスによって世の中が
大混乱だった2020年の4月。
長男君の通う中学校は、厳戒態勢の中
始業式と入学式を行いました。
始業式の日、長男君は休校前と
何ら変わらず登校し、帰宅しました。
帰宅時、仕事が休みだった私は
「お帰り!」と迎えましたが
特に変わった様子は感じませんでした。
「学級委員長をやることになった。」
と、話した時も
いつもと変わらない口調。