「伝え方が9割」
読書シリーズです。「伝え方が9割」佐々木圭一さんの本を紹介します。
とても有名な本ですよね。随分前に購入して読んでいたのですが、年末年始を利用して、昔の本を再活用しようと引っ張り出してきました。
まず、作者の佐々木圭一さんですが、本来はコミュニケーションが苦手だったと書かれています。そんな佐々木さんが、入社した会社で、コピーライター職に配属され、大変な苦労をされます。そこで、トライ&エラーを繰り返し、発見したシンプルな技術の紹介が本書です。
それでは、早速自分なりにまとめてみます。
1.伝え方の技術
伝え方が大事という事は、誰もが知っているはずです。しかし、その方法は誰も教えてくれません。
作者は、有名で力強い言葉には、共通の技術がある、と気づきました。
この技術は、誰でも使えます。
時代は変わり、TVや大企業、政府の言葉をそのまま鵜呑みにする人は減りました。これからは、個人が発信する時代に変化しています。
これまでの伝え方にサヨナラし、プロの技術を学び、一気に伝え方のレベルを上げ、人生をより良くしていきましょう。
2.ノーをイエスに変える技術
人は、毎日平均22個のお願いをしているそうです。例えば、電気をつけてください、モノを取ってください、等。
これらのお願いが全て叶えば素晴らしいですよね。
大きく3つのステップに分けて考えます。
①自分の頭の中をそのまま話さない。
②相手を想像する。
③相手のメリットと一致するお願いをつくる。
切り口は7つに分けて考えます。
ここでは、代表で1つ紹介します。
KW:相手の好きな言葉で話す
例)ファーストフード店で、フィッシュバーガーを注文。すぐに出来そうになかった為、時間のなかった私は店を出ようとしたときの言葉。
「出来立てをご用意します。4分ほどお待ちいただけますか。」
私の好きな言葉から話してくれたおかげで、待つことにしました。
もし、「4分ほどお待ちいただけますか。」では、店を出ていたでしょう。
このように、7つの切り口を紹介してくれています。
本書の素晴らしい所ですが、紹介が具体的なので、すぐに理解ができて、実践しやすい所です。
本項目で、一番好きな言葉も紹介します。
「あなたのお願いを実現させる答えは、自分の中にない。相手の中にある」
素晴らしいですよね。
3.強いコトバをつくる技術
先のノーをイエスに変える技術と同様に、人を感動させる言葉も技術として
学ぶことができれば素晴らしいですよね。
たまに、ではなく、常に人を感動させる強い言葉をつくる技術も紹介されています。
ここでも1つ紹介します。
「サプライズ法」
伝える言葉に驚きワードを加えます。
例えば、「好き」を「好き!」。
驚きワードは、「!、実は、びっくし、そうだ、凄い、信じられない」等があります。
有名言葉で、「そうだ、京都、行こう」があります。
言いたいことは、「京都行こう」これに驚きワードを加えるだけで、ここまでの有名な言葉になりました。
このような技術を、実例を混ぜて複数紹介されています。
まとめ
もし、読まれてない方は、是非、お読みください。
とにかくお勧めの本です。