見出し画像

"ASAP!" 「できるだけ」ってどのくらい?

こんばんは。

よく異文化理解の研修で「グローバルでASAPはNG」なんて言われたります。

日本人でもビジネスシーンではなるはやなんて使わないよな、と軽く流していましたが、最近このASAPについて辞書的な解釈の違いがあるのではないか?とふと思ったので、今日は仮説を書いています。

もしほぼネイティブの方や正解を知っている方がいらっしゃればぜひコメントいただけると嬉しいです。あまり中身がないので途中chatGPTの雑談を挟んでいます。笑 それでは。

1.「できるだけ〜」に関する仮説

"as ~ as possible"仮説

"as ~ as possible"の「できれば」は、実は50%くらいの力加減なのではないか説。

まず「possible」という単語自体は、スキルではなく可能性を表す単語だということが前提になります。

possibleの辞書的な意味

▼研究社 新英和中辞典
1.  可能な,考えられる,受け入れられる

▼Eゲイト英和辞典
〔コア〕定かではないことについて可能な」という意味を表す実行できる可能性が低いが,ないわけではないことを表す.またある事柄が事実である[実現する]可能性も表す

weblio:possible

元々なぜこの疑問を持ち始めたかというと、英語の不確実性を表す単語のうち、possibleという単語の持つ可能性が私のイメージより低いということがわかったからです。

Wikiおよび研修いわくpossibleの実現可能性は50%です。
そう思うと「できるだけ〜」の「できる」の感覚も「(できるかできないかわからないけど、その前提で)可能な限り最速でやるわ」というくらいの期待値になるのではないか?と思ったのです。

日本人が「できるだけ早く」といったら、別の最優先事項がある可能性を除いても80%くらいの期待値で優先対応してくれるのではないかと思っています。

文化間でのpunctuality故の違いかと思っていましたが、実はpossibleの期待値がそもそも噛み合っていないのでは?ということです。

ちなみに、副詞「possibly」の不確実性は10〜30%程度になるようです。以下参考。


2.chatGPTさんに聞いてみた

問:as soon as possibleの期待値は

「as soon as possible」は、直訳すると「可能な限り早く」という意味です。この表現の期待値は、その文脈や状況によって異なりますが、一般的には「できるだけ早く」あるいは「最短期間で」という意味合いを持ちます。

具体的な例としては、ビジネスやプロジェクト管理の文脈では、納期や締め切りに対して「as soon as possible」が使われることがあります。この場合、期待されるのは、可能な限り早く仕事を完了することです。
また、個人的なコミュニケーションの文脈では、「as soon as possible」が使われることがあります。例えば、友人や家族からのメッセージで、「できるだけ早く返信してね」というようなニュアンスです。この場合、期待されるのは、メッセージを受け取った時点で、できるだけ早く返信することです。
つまり、「as soon as possible」の期待値は、できるだけ早く行動することであり、その行動に応じて期待される結果は異なります

chatGPTさん

何の疑いようもない「できるだけはやく」ですが、最速という回答がありつつ曖昧性が残っていますね。

ついでにもう1つ聞いてみました。

問:As soon as possible as soon as you can 違い

"As soon as possible" and "as soon as you can" are both phrases used to express urgency or the need for prompt action.

However, "as soon as possible" is a more formal and professional way of expressing urgency. It is commonly used in business and professional settings to request timely action without specifying a specific deadline.
"On the other hand, "as soon as you can" is a more casual way of expressing urgency. It is often used in personal or informal settings to indicate that something needs to be done quickly, but without the same level of urgency as "as soon as possible".
In general, both phrases convey the same meaning and can be used interchangeably in most contexts.

chatGPTさん

1回消えてしまったので同じ文で検索したら、英語になってしまいました。

それにしても「つまり、」とか言うところがすごいよなーと思います。だがくどい。笑

今日たまたまAI研究されている方のお話を聞く機会があったのですが、すでに論理的思考を機械学習によって強化できてるぽいとのことでした。

ぽい、と言うのは確かにそのように見えるんだけど、その結果になる根拠がまだ不明瞭なのだとか。なんか本物の知能に近づいてきた感増し増しですよね。

chatGPTさんの探してくれた違いとしては以下2点ですね。

1."as soon as possible"の方が出現するコンテクストがよりフォーマル
2."as soon as you can"は相手のスケジュールや状況を鑑みる文脈で使われることがある  
※英語版では、緊急性はpossibleの方が高いような書き方ですね。

余談が続きますが、この質問はコーパス言語学の王道みたいな検索です。UIは全然違いますが。

コーパス自体は「学習者書き言葉コーパス」であったり「アメリカ話し言葉コーパス」のようにある程度目的別で管理され、ソース情報を管理しています。これによって例えば化学の論文でよく出現する表現である、とか、英語初級者によくみられる間違いである、等を発見することができるのです。

今回の結果は、1.ソースのフォーマルさに有意な傾向が見られたということ、2. " S can"の方には、ひとまとまりの会話の中でスケジュールや状況を尋ねるような内容が含まれているケースが一定数見られた、ということなのだと思います。

3.まとめ

答えがないもので、半ばchatGPTの話になりましたが、この疑問に対してもし回答や見解を持っている方がいらっしゃれば、コメントやTwitterで教えていただけると嬉しいです。笑

そんな完全なる趣味の投稿でした。お付き合いいただきありがとうございました。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集