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牛に名前をつけるだけでミルクの量が増える!?

2009年のイグノーベル獣医学賞は、牛に名前を付けるとミルクの量が増えることを証明した研究に与えられました。研究者たちは、牛に名前を付けることで、人と牛の関係が良くなり、牛がストレスを感じにくくなり、その結果ミルクの量が増えることを発見しました。

この研究によると、牛のストレスが減ると健康状態が良くなり、ミルクがたくさん出るようになります。人間とのふれあいが多い牛は、リラックスしているので、ミルクを多く生産することがわかりました。

イギリスの酪農家を対象にした調査では、名前を付けられた牛は、名前がない牛よりも1年間で平均258リットルも多くミルクを出しました。これは、牛の扱い方が生産にどれだけ影響を与えるかを示しています。

動物との接し方が生産性に影響を与えることを、この研究は教えてくれます。農業でも動物の福祉が大切であることを、改めて証明した重要な研究です。

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