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キャリア教育で学生に最も効果があるのはビジコンだと真面目に思っています

こんにちは、羽田です。僕は就活の必勝法とかテクニックの類が死ぬほど嫌いなのですが、それはなぜかというと僕の根元にキャリア教育があるからです。


就活クソインフルエンサーがマジで嫌いです

巷に垂れ流されてるクソ就活必勝法は、受かる事しか考えてないように見えます。あったりまえですが、どこかの会社に入ればそれで人生安泰なわけではない。キャリアの語源は轍(わだち)。キャリアはある日突然始まるものではなく、ずっと続いていくもの。過去と現在の延長線上に将来はあります。

自分の半生のコンテクストを理解した上で未来を描く。就活はそのプロセスの一つにすぎません。SNSに垂れ流されるクソゴミの就活うんこテクニックは、そうしたコンテクストをガン無視して「必勝法を駆使すればワンチャン自分も成功できるかも」と錯覚させてしまいます。騙される学生も学生ですけどね。これまで何の努力もしてこなかった人に、社会は微笑んではくれませんよ。

というわけで口が悪くなりましたが、それだけ僕は就活テクニックが嫌いであり、自分の文脈としてのキャリアを考えてほしいと思っています。で、それを伝えていくのがキャリア教育だ、と。

ところが、キャリア教育はキャリア教育で全然広がらないし停滞しています。この辺りについてはこちらをご参照ください。

キャリア教育の世界に足を突っ込んで10年。色々な手法を見たり試したりしてきましたが、そんな僕が一番効果があると思っているのはビジネスコンテスト、いわゆるビジコンです。

キャリア教育にビジコンが有効である理由

これにはいくつか理由があるので、何故有効なのかを簡潔に書いていきます。

ビジネスモデルという概念が分かるようになる

まずこれです。就業経験のない学生にとってビジネスを理解するのは至難の業です。消費者目線の考え方しかできない学生がほとんどなのです。「ビジネス」という考え方を僕もあの手この手で説明するのですが、正直全然伝わりません(僕の力量不足もあると思いますが)。

ということで、ビジコンです。ビジコンなので学生はビジネスプランを自分で考える事になるわけですが、この「ビジネスプランを自分なりに考えてみる」という経験が、ビジネス理解に最も効果的だと確信しています。お客様が誰で、そのお客様はどんなニーズを持っていて、だからこういう商品・サービスを提供する。そして提供方法はこういうふうにする、という一連のプロセスを自分なりに考えてみるのです。自分の頭で考えることで、ビジネスが理解できるようになり、それを他の業界や企業に応用できるわけです。

勝つための思考プロセスになる

体育会でもない限り、多くの学生は「勝ち負けがつく経験」がありません。いわば、目的意識のない行動、活動が多いのです。

ただ、言わずもがな社会に出ると結果が求められます。結果を出すためにはどうすればいいか?という思考法が求められます。ただ、この思考を経験したことがない学生が多いのです。

ビジコンのいいところは勝ち負けという結果が出るということです。プレゼンテーション自体が目的ではなく、プレゼンして勝つことが目的なのです。では勝つためにはどうすればいいか?という考え方を学生は体験することになる。これ自体が貴重だなと思います。

感情の起伏がある

上記にもつながりますが、勝ち負けがつくのがビジコン。勝つために頑張ってきて、勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。この感情の起伏こそ、人格形成の基本的土壌になると僕は考えています。

嬉しい!とか悔しい・・・!とかっていう感情って、普通に生活してたらなかなか出会えるものではありません。それを仕組みとして発生されるのがビジコンなのです。

CAREER ROOKIESというビジコンをやっています

ということで、僕は高校生向けにキャリア甲子園というビジコンを立ち上げてきたし、今はCAREER ROOKISという大学生ビジコンを主催しています。めっちゃ自腹切って金かけてやってます。なぜか?これが、大学生の成長のきっかけになると確信しているからです。

この記事をご覧いただいているのがもし大学生なら、ぜひ挑戦してみてください。「ビジコンなんて無理無理!」と思うかもですが、ルーキーズというタイトルをつけている意図を読み取ってみてください。

挑戦してくれれば、絶対に後悔させません。事前準備は不要ですし、参加ハードルは実はとても低いです。

あとはあなたがやるのかやらないのか、です。


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羽田 啓一郎
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