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帰国子女の就職活動 Part 3
目次
1. ES 対策(注意点、書き方)
2. ⾯接対策
3. 最後に
いわゆる「帰国子女」である私の就職活動は、同じバックグラウンドを持つ先輩が少なかったので暗中模索状態でした。ここでは自分の就活の経験と後悔と自分の人材コンサルティングの仕事を通じて人事目線で感じたことを基に、帰国子女やインターナショナルスクール出身の後輩のために全部まとめてみました。不安な時に気休めに目を通すくらいでいいので是非参考にしてもらえたらと思います。
Part 3 では、「エントリーシート」と「面接」にフォーカスして書きたいと思います。私が選考通過をした、実際のエントリーシートと、面接の自己紹介文を記載したので、是非最後まで読んでいただければ幸いです。
1.ES対策
エントリーシート注意点
エントリーシートは人事にしか行かないという噂を大学で耳にしましたが、私は二次面接、3次面接まで、人事フィードバックつきのエントリーシートが面接官の手元にありました。誤字脱字がないこと、だれでも読みやすいことを心掛けて記入しましょう。
1.誰に読まれてもわかるようにする
まず初めに、結論から書くことが大事です。
ストーリー性のあるエントリーシートが求められていない限り、ダラダラ書いたり、無駄なコメントが入っていたりすると、社会⼈にとっては内容が入りにくかったりします。沢山のエントリーシートがある中で、分かりやすくあなたがどういう人材・人柄かがストレートにわかるようなエントリーシートが理想です。
加えて、専門学生や特別なサークル活動・ボランティア活動をしていた学生は、社会⼈、学⽣問わず、誰が読んでもわかるような言葉を選ぶことが大事です。
⾃分ではわかっていても他⼈が読むとわかりにくい事が意外と多いので、それを回避するためにも先輩や家族に添削をお願いしましょう。
2.⾯接で話したいことを残す
エントリーシートで自分のすべてを知ってもらいたい気持ちはわかります!
私もエントリーシートで絶対落ちたくない!という気持ちからたくさんの情報を盛り込みすぎてしまい、逆に伝わりにくいエントリーシートばかり最初は書いていました。ですが、なるべくシンプルにまとめ、
3.⼀貫性を重視する
ES の中で書いてることを⼀貫させる。具体的に書く⽅がわかりやすいと思うから書きます!
ES の設問が下だと仮定すると、
・挫折経験 →⾼校時代サッカーの部活動を通じて外国人プレーヤーとのスキルの格差に挫折して、プライドを捨てて愚直に取り組む⼤切さを学んだ。
・ガクチカ→ダンスサークルで多様な⼈がいる環境の中で、始めたばかりのダンスに愚直に取り組むことで実⼒を上げることができた。
・志望理由 →様々な価値観を持つ⼈がいる環境で仕事に愚直にプロジェクトに取り組めるコンサルティング会社に魅⼒を感じたため、志望する。
3つの設問への答えが 1 ⼈の⼈間として⼀貫しているときに、その人の人柄や志望理由の説得力が感じられます。
ESの書き⽅
ES でよく聞かれる設問で、今のうちから書く練習した⽅が後で楽になる項⽬を3つ挙げときます!でも、基本的な書き⽅はだいたい同じです!ただ志望動機は⾃⼰分析とか企業分析が進んでないと書くのは難しいと思うから、まずは上の2つの練習をすれば⼗分かな!
1.ガクチカ
学生時代、力を入れてきたことについてエントリーシートでは必ず聞かれます。面接でも掘り下げて聞かれるところなので、エントリーシートを書く際だけでなく就職活動中は、自分が学生時代にどういうことをどのように頑張ってきたか、しっかり分析しておきましょう。詳しくは、帰国子女の就活Part 1 の「自己分析の方法」を読んでください!
2.挫折経験
これはあくまで主観ですが、苦しい時にも耐えられる⼈材か、挫折した時に⾃分とどう向き合うか、どういう成⻑を遂げたのか、みたいなとこが⾒られてるのかなと思います!書き⽅を簡単にまとめました。
①挫折したことの結論 :まずはどういう挫折だったかを簡単に書きます。挫折の内容はアルバイト、サークル活動、部活動、海外経験、語学の壁など、自分がぶつかった壁がどんなものであったか、そして結果どう乗り越えたかを一文でまとめます。
②具体的に何が⼤変だったか :⾃分にとってどういう点が挫折だったかを書きます(挫折、困難のポイント) 同じ経験をしても、それを挫折と捉える⼈と挫折と捉えない⼈がいるので、具体的に自分にとってどう挫折であったか相手に伝える必要があります。
③どう乗り越えたのか :その状況下で⾃分がどう乗り越えたのかを具体的に書きます。何が⼤変で、どこにやりがいを感じていたか、そしてどう解決したかを具体的に書くことによって問題外決力や忍耐力といった人柄や長所を表現できます。
④何を学んだか:挫折を乗り越えたことでどう成⻑できたか、どういう強みを⼿に⼊れたかを最後に書きます。その挫折経験がどう入社後に活かせるかを面接官がイメージしやすくなります。
3.志望動機
今まで⼈⽣を踏まえて、⾃分が将来なりたい⼈間像、業務内容、働き⽅、夢が実現できる、っていうことを中⼼に書くと良い!企業に⾃分を合わせるんじゃなくて、あくまで⾃分の経験、⼈柄ベースで!
書き⽅の流れは、なぜその業界なのか→その中でもなぜその企業なのか。
それを踏まえて、ポイントを書く順番に書いていきます!
①志望動機の結論 :なぜ⼊りたいのかの結論を簡単に書く。
*私が志望する理由はこういう働き⽅ができると感じたからです。
②そう思う理由はなぜか:志望動機の内容を具体的に書く。
*将来こう働きたいと思ったのは、私はこういう経験をして、こう感じた、こういうやりがいを感じたからです。
③企業との関連性を書く :*⾃分の理想の働き⽅ができると考えたのは、企業のこういう特徴に魅⼒を感じたからです。
2.⾯接対策
①面接の自己紹介
自己紹介を超簡単にする。それを一分間にまとめて、何回も何回も何回も練習する。
面接は最初の一分が勝負。
例として私の自己紹介:
「○○大学〇〇学科、〇年の○○と申します。幼少期〇年間、海外で過ごしました。大学入学のタイミングで帰国し、大学では大きく二つ、力を入れていたことがございます。1つ目はゼミ活動、二つ目にサークルでの活動に注力いたしました。大学外では、同じく2つの事に力をいれていまして、一つ目に○○で○○としてアルバイトに励んでおります。加えて人材コンサルティング会社で長期インターンとして働いておりました。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
早くまとまった自己紹介をしつつ、協調したいところはゆっくり言う
こうすると不思議なことに面接中の質問は自然とそこについて詳しく教えて!いわれる。あまり自己紹介にすべてを盛り込みすぎないこと。ちょっと長いな~って思われるより、「もっと詳しく聞きたいな」と面接官に思わせるような自己紹介を心掛けます。
②⾃然体で
友達のお父さんに話す感覚で、ありのままの自分で行くことがベストです。
作った自分で挑んでも、入社後に困ります笑
③結論ファースト
「結論から申し上げますと」
「理由は二つございまして、」
「○○だからです」
「それは間違いなく○○ですね」みたいな感じで、質問をされたら回りくどくせずに、ストレートに一旦答えます。
「えーっと、結局答えは?」ってならないように、まず質問に答えましょう。
⾯接中聞かれたことに対して熱意持って答えてるうちに、緊張している場合とくに「あれ、結局何の話してたんだっけ笑」って話してる途中になることがあります。
それを避ける為にも先にまず結論を話しましょう。
個人的に面接のときはこれ一番大事にしていました。
④⾯接官と会話をする
面接は学生である自分が主人公だと思ってしまいがちですが、面接官は何十人、何百人と面接をするプロです。人事の方々ももちろん緊張しながら面接を行っている方々も多いです。なので、面接中に
あと、ES の内容を暗記してそのまま⼝に出すんじゃなくて、あくまで⾃分の⾔葉で話すこと!あと「実はこの時こういうことがあって」とか、「正直○○なこともあって、、」ていう話し方をして、その面接官にパーソナルコネクションをする様なコメントとか補足を付け足すことで、信頼感と好感度があがると思う。企業として見るんじゃなくて、ひとりの人として会話する。
⑤⾃信を持ちつつも謙虚に
⾃分が話すことには⾃信を持つことです。
私は個人的に、急に変な日本語出ちゃったらどうしよう、とか心配してて最初自信なかったです笑
でも、面接は練習を重ねれば必ずうまくなるし、最初から完璧な面接が出来る学生はほとんどいません。「なんか⾃信なさそうだな、、、」と思われると、その部分を突っ込まれるので、自信を持って面接に挑めるよう、自己分析や企業分析、志望動機をスラスラ言えるように、家や友達といっしょに練習をしましょう!
3.最後に
まとめると、就職活動において自己分析はとっても大事です。就職活動は、自分に合った企業と職場と社員さんに出会いに行く作業。就職活動をすればするほど出会いの場は多くなります。
最後に一つアドバイスをするならば、第一志望の会社の選考過程で関わった人全員の名前を覚えておくことを心掛けましょう。(私は面接後、携帯のmemoアプリを使って、名前と面接内容をメモっていました!)
聞き取れなかったら、もう一度ちゃんと聞く。面接何回も重ねていくうちに同じ人事の人やリクルーターに何度か会います。その時に「○○さんお久しぶりです」って言えるようにすること。
面接で初めて会う人も「○○さん、本日はお忙しい中お時間を有難う御座います」とか「○○さんがここまで活躍される中で大事にしていた事、価値観って何ですか?」、「○○さんに先ほどお聞きしたこと、本当に共感しました。私も今までこういう経験があって・・・」ってリピートしながら話すと向こうにも自分を覚えてもらえます。
就職活動は自己主張の場ではありますが、上手に面接官の話もひきだしながら、共感性を高め会話を作ることが重要です。出会った一人一人に感謝をし、その時に相手の名前を覚えておくことで内定に繋がると本当に思います!
では、是非就職活動を頑張ってください!