近況(小梅の収穫・中梅の収穫)
うちは梅農家という訳ではないのだが、梅の木がある。
少しだが出荷もする。
梅雨の晴れ間は、梅の実の収穫に追われている。
①小梅の収穫
うちには小梅、中梅があって小梅から収穫する。
今年は生り年(なりどし)で、いつもより実の数がとても多い。
梅の実を取っては腰のカゴへ入れる。
それをコンテナ(箱型の収穫かご)に溜めて行く。
うちの小梅の木は斜面に植わっていて、脚立が立たない。
なので、小梅を集めるには木に登るしかない。
何度も登り降りするし、全身を使うので汗だくになる。
高い所は2メートル以上まで登る。
今足を滑らせたら大怪我だなー。は考えないようにしながら作業をする。
雨雲が近くなると冷たい風が少し強めに吹くときがある。
風にあおられると木の枝が揺れてしなる。
腰のカゴに溜まった梅の重さが振り子になって思わぬ方に身体が揺れたりするとバランスが崩れて大変怖い。
そして、梅の木は弱いので折れやすい。
そんなで、何年かに一度くらいは落下する。(下が草なのでだいたい大丈夫だけど。)
夜は収穫した実を選別する。
傷物をはじいていくのだが、小梅は細かくて選別は手間がかかってつらい。
3時間以上やっていたりすることもある。
ハードなことが多い小梅の収穫だが、一個だけ気に入っていることがある。
収穫中は小梅の桃に似た少し甘い香りと、周囲にある野バラの強い香水のような香りが漂ってくる。
山の中、木の上の高いところで独りきり、、少し気分がいい。
小梅の収穫が終わると、次は中梅がはじまる。
~収穫中のこと~
メスを取り合っているのか、ヒヨドリが何やら争っている。
追われた一羽が僕の顔めがけてまっすぐに飛んでくる。
頭上をかすめていったが、「うわーっ!」とでっかい、情けない声を出してしまった。
まぁ、独りだから構わんけど、、。
以前もこんな声出したなと思ったら、車に引かれそうになった時と同じ声だった、、。
②中梅の収穫
中梅の木は平らなところにある。
小梅と同じく、生り年でこれまた実の数が多い。
でも、脚立が立つし、粒が大きい。
収穫も選別作業も神経の使い方は格段に楽になる。
ただ、木の本数が多い。
毎日ひたすら中梅を取る。
実を取るとき基本腕が上がっているせいだろうか、肩こりがひどい。
毎朝、ストレッチをするが、ゴリゴリと音を立てる。
それにしても生り年(なりどし)というのは、取っても取っても終わらない。
中梅の収穫はまだ何日も続く、、。
~収穫中のこと~
今日も梅の木に到着。
と思ったら、目の前の草むらからキジが飛び出す。
三羽同時に。
あちこち飛んでいく。
親鳥(メス)が一羽、子供が二羽。
「バタバタバタバタ」というか、あまりに近いと爆発音にしか聞こえない。
ヒヨドリの時と違って突然過ぎて声も出ない。
その代わり、心臓止まったけど。
おまけ
自分にはひたすらリピートして繰り返し聞いてしまう曲がいくつかある。
何でこんなに聞いてしまうのか理由が知りたくてまた聞くのだが、よく解らなくて更にまた聞くことになる。
何年か前にも、繰り返し聞いたのに時間が経つとまた聞いている自分がいる。
僕はこれを中毒曲と呼んでいて、ハマるとしばらく抜けられなくなってしまう。
単に好きってことなのか、連日の収穫で疲れているからなのか、、?
季節的には春に聞く曲だな。
こんな声に生まれてみたかった。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。