家族法務ラボ

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【家族にまつわる悩みごと、法制度とお金の知識を使って、一緒に考えます】多様な生き方の多様な困り事に、ジェンダーと家族機能の視点を持って、取組みます。 行政書士(行政書士事務所メーヴェ):渡邉愛里 &FP(FP Lab.rope):皆川詠太 /note投稿は渡邉が多いですʕ•ᴥ•ʔ

マガジン

  • 「むき身」実践マガジン

    ©️安達茉莉子さんの「むき身」という素敵な概念。一人でも、「誰か」とも、プルプルのむき身でただ居られたら。殻の色や形、殻の中に溜まった砂…いろんな物を見つめて、取り除いて、むき身の私に出会いたい。対人援助をしながら、自分の人生をゆっくりケアする実践をまとめます。

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    表現から考えたアレコレ

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    講座やイベント、お仕事情報など。家族法務ラボ主催のアレコレに関する記事です。

最近の記事

「理想の身体」って?

最近、ニュージーランドでトレーナーをしているmikikoさんの言葉をよく読んでいる。 skinnyとlonelyが結びついていた時代の煽り文句は、現代のルッキズム社会の広告とまるで一緒…! こうしてナマの広告をまじまじ見ると、「理想の身体」って何なのさ?となる。 「誰か」が「理想」を提示し、一部の「誰か」が資本的に潤う仕組みのダイエット業界。 身体は頭(思考)でコントロールできるものという感覚も、いよいよ手放したい…!と強く思う。 私たちの身体は誰一人同じではなくて、そ

    • むき身日記【2024年8月】

      8月最終週は、よく学び、よく働き、よく遊び、よく食べた! ひょんなことから演劇に面白さに気づき、人生の師匠(と勝手に思っている)と皆川の三人で、【朝日のような夕日をつれて2024】(鴻上尚史)を観に行った。 言葉の大嵐の中、「待つ」時間を病むことや痛みで目一杯麻痺させていた自分を思い出した。 遊びと病みに優劣はつけられないけれど、私は遊びに罪悪感を感じる子どもで、意義や価値みたいなものに心底縋っていたんだなと思った。 何となく、病むことって「意義」がありそうだったのかも。

      • 巨塔の外で生きることー『白い巨塔』と男性性ー

        「男らしさ」について人生で最も考えた数ヶ月。 たしか中1の頃、『白い巨塔』(唐沢寿明版)を観たときに、私は男だったら財前五郎のようになって早死するだろうな、と思ったことを覚えている(財前五郎と自分を紐つけるところに、万能感あふれる子どもらしさが炸裂しているが…)。 地方の平成版家父長制のモデルのような家庭で、「何かを手に入れるためには徹底的に努力せよ」「何がなんでも勝て!」というメッセージを強固に受け取り、それに応えられない自分を想像できない傲慢さ(とある種の健康さ)が存在

        • 声が聞かれた日

          行政書士の渡邉です。 昨日、皆川の企画•脚本•演出作品「ついている議員」の千穐楽を無事迎えることができました。 皆川が書いているように、演劇祭を主催した「シバイバ」の壮大で切実な企画意図は、胸打たれるものがあります。 「もうどうだっていいや」 「どうせ何も変わらない」 そんな風に思いたくなる事象に溢れる今の社会で、「それでもきっと良くなる」と真摯に人と社会の変化を信じる人たちがいること。 いつも厭世気分の私には、とても良い薬になりました。 Eチームの他2作品、樹月麗奈さ

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          【お知らせ】演劇祭に参加します!(皆川)

          みなさん、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの皆川詠太です。 いつも家族法務ラボのnoteをご覧いただきありがとうございます。 家族法務ラボは、行政書士の渡邉愛里と私の二名で活動していますが、書き下手な私は、普段の発信などは渡邉に頼っているので、noteへの投稿もこれが初めてとなります(笑) どうしても、誰かに見せるとなると、変に格好つけてしまい、結局、何が言いたいのかわからない文章になってしまうため、発信は渡邉に丸投げしていた次第です・・・ そんな私なのですが、日々、自

          【お知らせ】演劇祭に参加します!(皆川)

          演劇キャスト募集

          家族法務ラボよりお知らせです。 メンバーの皆川が脚本を書いた演劇が演劇祭で上演されます。 (実は皆川、FPの傍ら、脚本を書くことをライフワークにしています📚) 社会問題を創作に繋げる「シバイバ」主催の演劇祭で、上演期間は6/25〜6/30です。 現在、キャスト募集にあたり、オーディションの申込を受付けているとのこと。 https://shibaiba.com 皆川の作品は「ついている議員」というもの。 シバイバのクラスのうち、三浦まり先生の"「さらば、男性政治」な物語

          演劇キャスト募集

          【講座開催】わたしが選ぶ、重たい親との関わり方【6/8(土)】

          一般社団法人リカバリングマインズの水澤寧子さんからお声がけいただき、女性のためのミニセミナーを開催します! 他の専門職の方とのコラボセミナーは、行政書士の私にとっても、力をいただける嬉しい機会です。 信田さよ子さんが『母が重くてたまらない 墓守娘の嘆き』を著したことで、難しい親子関係で受けた痛みを持つ子どもたちが可視化され、その「重さ」が語られるようになりました。 「家族」だからこそできないこと、難しいことがある。 他者へのケアは、自分自身の中に眠っていた痛みを呼び起こす

          【講座開催】わたしが選ぶ、重たい親との関わり方【6/8(土)】

          某ミステリドラマ完走。私はフーダニット、ハウダニットにはほとんど興味がなく、ホワイダニットに並々ならぬ関心があることに気づく。そして、創作であっても、死や痛みが「トリック」のために消費されるのも嫌なのね…と、自分についてよく分かった視聴時間でした。

          某ミステリドラマ完走。私はフーダニット、ハウダニットにはほとんど興味がなく、ホワイダニットに並々ならぬ関心があることに気づく。そして、創作であっても、死や痛みが「トリック」のために消費されるのも嫌なのね…と、自分についてよく分かった視聴時間でした。

          閉じたり開いたりの日々

          つい先日、あっという間にお席が埋まった安達茉莉子さん主催の「むき身クラブ」に参加しました。

          閉じたり開いたりの日々

          【申込はコチラ】対話で考える「私の遺言」【ためらいラジオ】

          先日のnoteで予告したこちらの講座、主催の渡邉&皆川による解説ラジオをupしました! 【ためらいラジオ特別回】 小さなグループ(定員8名)の参加型講座は、私たちにとっても初めての試みです。 対話的手法で遺言について考えるという、ちょっと他にはない(?)イベントになるのでは...と思っています。 ファシリテーターを渡邉愛里(行政書士)、皆川詠太(FP)の2名が務め、皆さんが安心して自己開示できる場作りをしていきます。 ✔︎遺言というパーソナル&プライベートなものを、「対

          【申込はコチラ】対話で考える「私の遺言」【ためらいラジオ】

          ドラマワークショップを終えて

          家族法務ラボの私たち(渡邉&皆川)が参加したワークショップが無事終了しました。 私たちは、「あるある」の高齢期のケアをめぐる家族問題について、法務やお金のリテラシーの視点から意見をシェアしました。 そして、メインのドラマワークショップ。 演劇的手法ってどんな感じ…???実は、当日までピンと来ていなかった私たち。 演劇を観ることはあっても、自分が演者となって表現することについては、考えたこともなく。 やってみると、何とも不思議な感覚でした。 テキストを読んで学ぶより、一度

          ドラマワークショップを終えて

          【イベント予告】ひとりで書くにはつらすぎる? 対話で考える「私の遺言」【2024年春】

          家族法務ラボは、これまで知識インプット型の講座を開催してきました。 コロナ禍だったこともあり、オンラインでの開催がメイン。 場所と時間を選ばずに視聴いただく良さはありましたが、一方通行の講座は、手応えに欠けるところもありました。 さて。 今回はガラッと趣向を変えます。 サブタイトルにあるように、対話で、「私の遺言」を考えていく講座です。 遺言を対話で?…驚かれる方も多いと思います。 何も、詳細な資産や遺言内容を開示する場ではありません(笑) そもそも、ご自身にとって遺

          【イベント予告】ひとりで書くにはつらすぎる? 対話で考える「私の遺言」【2024年春】

          年末年始のくるしさに(オススメ読書/映画/ドラマ/音楽)

          三が日が明けました。 胸揺さぶられるニュースが続き、「ホッと一息」とはいかなかった方が多いのではないでしょうか。 災害や事故等のニュースが続くときは、過去のトラウマが想起されやすいときでもあります。 まずは自分の心身を大切に、そして、余った力でできることをやりましょう。  さて、実は年末から、ひっそりオススメ本などを呟いていました。 年末年始などの国民的休暇は、家族、パートナー、親族…色んな関係が密になって、ウッと苦しくなる時期でもあります。 私(渡邉)もそんな一人です。

          年末年始のくるしさに(オススメ読書/映画/ドラマ/音楽)

          私たちについて(自己紹介)

          家族法務ラボとは 私たちは、行政書士(渡邉愛里)とFP(皆川詠太)が始めた「家族法務」を考えるグループです。 ジェンダー視点を持ち、法制度やお金のリテラシーをうまく使うことで、混線状態の家族問題や多様な生き方をサポートします。 講座、音声・動画配信、コラム等で、皆さんの困りごとを捉え直すきっかけを作れたら、と思っています。 どんな家族の形を生きていても、まずはあなたが楽になることから。いっしょに始めてみましょう。 家族法務って何?私たちは、家族法務とは、市民・民事法務(遺

          私たちについて(自己紹介)