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『形から入る』 それが私の流儀。

どうも、こんばんは。
本質を置き去りにする男、KHです。

形から入るのは良いけど......と言われ続けて早くも27年。自宅に転がるは『野球用品』『楽器』『筋トレグッズ』更には『万年筆』が数本。
どれも上京して間も無く購入した物です。

●野球用品
夏の昼下がり、心地良い風が流れる多摩川の岸。会社のY先輩が「俺さぁ、独身を集めて草野球チーム作るのが夢なんだよね」と言ったので、その帰り道に早速購入致しました。

グラブ:元巨人の上原投手モデル
    元阪神の鳥谷内野手モデル
その他、手袋や滑り止めスプレーなど。

「お前は若いし、ピッチャーもやれるよな!」
そう言われて購入した上原グラブ。少年野球以来何十年ぶりかのキャッチボールは、白球を追いかけていた幼い日の自分を蘇らせるのでした......。
半年後、Y先輩は転職してしまい、結局草野球の活動などは一切せずまま、グラブは陽の目を見ることなくタンスの中にあります。

Y先輩、今あなたはどこで何をしているのだ。
野球チームを作るなら、また声を掛けて下さい。
結構高かったんです。無駄にしたくないんです。


●楽器
YouTubeで見たDoobie Brothersのベーシスト、Willie Weeksが格好良かった。
高校の時はベース弾いてたし、ぷよぷよになった指を鍛え直すには良い機会である。
そう思って買ったジャズベース
※Fender Mexicoのブルーカラー。ピックガードは別売のクリーム色を装着。

あまりにも短く、そして儚い関係だった我々。
一緒にスタジオに行くことも無く、自宅でアンプにも繋がないまま数回弾いて、飽きてしまった。
単音だけが響いても、盛り上がらない。

売った金で、新しいテレビを買った。
良い買い物をしたと、今でも満足している。


●筋トレグッズ
筋トレをする人間は、ポジティブな思考を構築することが出来る。そんな話を聞いて買ったのが、重量5段階を調整可能な高性能(多分)ダンベル。

自分の部屋に置かれたダンベルを見た瞬間、何か満足してしまった自分がいました。
「またいつか、これを触る機会があるだろうな」
それ以来、我々は家庭内別居状態であります。
調子に乗って買う物ではない。

今でもベッドの下にある、埃を被ったダンベルを眺めると、言い難い満足感に酔うのは何故だ。


●万年筆
note界隈の皆様ならば、分かるでしょう。
それですよ、それ。憧れてしまったんです。
いつか使える日を夢見て──。
いや、使わんか。


形から入るというのは愚か者のすること。
そんな風に考える人も、いるかもしれない。
でも、決して悪いことでは無いと思う。少なくとも形から入ることで、自らのモチベーションを上手く管理出来る時もあるかもしれないのだから。

だから、僕は買おうと思う。
大して何に使う訳でも無いけど、MacBookを買おうと思う。

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