第33回映画感想『PLAN75』~ありそうな近未来~

おはようございます!
本作は超高齢化に対応する日本の施策として、満75歳以上の人は生死の選択権を与えられる。というものであります。

今回の記事内容は私の政治的主張ではなく、あくまで映画の感想であります✨

このプラン75の施策の背景として、国全体の経済的合理性及び、一部の富裕層の高齢者が容認してこのような結論に至ったと推察しました。

怖かったのは、仮に選択権が与えられたとしても、選択にあたってはフラットに考えた方が望ましいと思うのですが、国(行政)が死を決断された方には10万円のインセンティブを出してまで誘導していることです。

極端な話かもですが、世論は75プラン対象者なのに死を決断しないと、『悪』とみなされてしまうことが、私には非常に怖かったです。

また、プラン75を誘導、手続きする役所関係者も世間的には職務を遂行しているだけですが、関われば関わるほど自分のしていることに違和感を感じているように見えました。

施策の対象者との会話や、やりとりがない状態だと数字としてしか把握できない、、
リアルで生きていること。
少しでも関わった人が想う哀しみ。

生産性で人を評価して判断することの空恐ろしさ。
私の母が77歳一人暮らしなので、センチメンタルな気持ちになりました🎬️

おしまい。

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