マーケティング視点のDX
今週のラジオ日経のトピックス。
マーケティング視点のDXという新書の紹介。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00374/00002/
出典 日経クロストレンドHP
IT部門、情報システムに頼りがちなイメージ。
また単なるアナログのデジタル化。
そうではなく、データとデジタル技術を活用し、顧客や社会のを基に、製品、ビジネスモデル自体を変革すると共に、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上位の優位性を高めること。
それがDXの本質。
例えば、商品のEC販売であれば、IT化とDXの違いは下記の通り。
・IT化:店頭販売→EC販売(方法手段の変更)
・DX:EC販売→サブスクリプション、シェアリングエコノミーなど(ビジネスモデル自体の変革)
様々な記事や冊子を読んでいても、分かりやすく記載されている違い。
この放送でも取り上げられていた富士フィルムの事例でもその違いを説明。
元々はフィルム事業を軸とするビジネスモデル。
フィルム市場の衰退と共に、フィルム技術を生かして、デジタル化と共に、化粧品や医薬品への商品展開、転用という、ビジネスモデルや主軸商品自体に変革を加え、市場での優位性を高める施策。
その変革の為に必要なのはマーケティングの視点。
マーケティングの視点なしに顧客の潜在的なニーズを引き出した商品開発は困難であるとのこと。
従来のDXのかじ取りは情報システム部門のトップであるCIO。
近年の動きとしては、CMO、CTOなどのマーケティング、デジタル部門のトップを据えた、DXの本質を捉えた各企業の施策で、DX1.0→2.0への動きが進んでいるとのことを、富士フィルム含む具体的な企業の事例やワークシートと共に学べる内容との本書。
自分自身の業務の一環でもある、マーケティング部門と営業部門と情報システム部門を繋ぎ、インサイドセールスとして、セールスフォースの活用推進、普及に努めている日々。
この本も事例満載で、問題点、課題なども分かりやすく記載されていてオススメ。
更に本質の理解や他社の事例を基にして、自社の活用に生かしたく、ぜひ読んでみたい一冊。
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