ぐっすり眠れる明るさ
なかなか寝付けないとき、いろいろな工夫をする方が多いようです。羊を数えてみる。推理小説を30分読む。外泊時は専用枕を持ち歩く。ぐっすり眠るためのアイデアは人それぞれです。アルコールの力を借りるという方もいらっしゃいます。
【眠るときの明るさ】
私たちは、入眠時の環境にとても敏感です。ですが、意外に忘れられがちなのが明るさ。照明も、快適な睡眠をする上で、大切な環境のひとつなのです。なるべく暗い方や、真っ暗が眠りやすいと思われがち。ところが、完全な暗室状態は、不安感を生み、なかなか寝付けない方もいるようです。また夜中に目を覚ました際に、方向や位置を把握するまでに時間がかかり、パニックになってしまうケースもあるようです。
【人が落ち着いて眠れる明るさ】
ある報告によると、人が落ち着いて眠れる明るさは、1~30ルクスとのこと。なお、1ルクスはホテルなどで、フットライトだけをつけた時のベッドサイドの明るさに相当します。
部屋の明るさが、30ルクスを超えてしまう睡眠が浅くなり、50ルクス以上になると、無意識のうちに布団や手で目を覆ったりするようになります。この反射運動は、睡眠を妨げる光を遮ろうとして、人間の防御本能が働くためだと考えられています。
眠れない日が続くと、日中の活動にも影響が出ます。寝室の照明を間接照明にするだけでもずいぶん寝付きがよくなるようです。快適な朝、素敵な一日は上手な睡眠がつれてきます。
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