【書評】この1冊を読めば、あなたは優位な立場にたてる
こんにちは。
今日紹介する本は、
「ポジショニング戦略[新版] 」です。
著者
著者は、アル・ライズさんという方で、
現代マーケティングの第一人者と言われている方です。
ブランディング戦略に精通しています。
どんな人におすすめ?
この本は、
・実力が正当に評価されてない人
・自分を実力以上に魅せる必要がある人
におすすめできます。
この本から何が得られるか
この本から得られる学びは、
「売れるのは"良い商品"ではなく、"良いと思われている商品"であるということ」です。
人は基本的に多勢に習う習性があります。
つまり、みんなが買う商品が売れます。
売れている商品が売れます。
そのため、マーケットシェア1位の商品は2位以下の商品に大きく差をつけることが一般的です。
では、みんなが買う商品とは、どんな商品なのか。
この本によれば、それは1番最初にそのポジションにたった商品です。
大事なのは、1番最初に売り出した商品ではなく、1番最初にそのポジションにたった商品です。
こんな例が書かれていました。
アメリカ大陸発見者のコロンブスは、努力に見合う評価を得ていない。なぜか?それは、黄金を求めるあまり口をつぐむという間違いを犯したからだ。(略)だが、アメリゴ・ベスプッチは違った。(略)第一に、彼は「新世界」をアジアとはかけ離れた別の大陸であるとポジショニングし、当時の地理学に革命をもたらした。第二に、自分の発見と主張を克明に記録した。航海中の書簡をまとめた「新世界」は、25年間で40カ国に翻訳された。(略)その結果、ヨーロッパ人は彼こそ新大陸の発見者と信じ、その名にちなんで新大陸を「アメリカ」と名づけたのだった。
ポジショニングは事実に勝ります。
僕(KG)はこの本から何を学んだか
ポジショニングを意識して立ち回る重要性を学びました。
自分が他の人からどのように思われているのか、
そして理想の状況を作り出すために、どのように思われるのがベストなのかを考える必要があると認識しました。
「〇〇と言ったらこの人」というポジションを確立する必要があります。
そして、この〇〇は需要が高く、希少価値が高いものであるほどよいと思います。
ビジネスにどう活かせるか
僕たちがこの学びをビジネスで活かすには、次のような行動が取れると思います。
・どんな大先輩にも、「この分野だけなら勝てる」という分野を見つけて1ヶ月くらい本気でその分野を学んでみて、その分野に詳しくなる。
・「周りの五人くらいには勝てる」くらいのレベルになったら、自分がその分野に詳しいことをアピールし始めてしまう
まとめ
ビジネスは結局、人との繋がり、人の動きによって成り立っています。
そのため、人との関係の築き方、人の行動心理を深く理解することが最も大事なことの1つだと思います。
(もう一つは先を見通す力だと思います)
この本は、人の行動心理を理解するためにとても役立つ本です。
読めば正しい戦略の取り方がわかると思うので、
気になった方は是非読んでみてください。