行きたいゴルフ場①プレストウィックゴルフクラブ
死ぬまでに一度は行きたいゴルフ場がいくつかあります。
そのときのための資料として書き留めておこうと思います。
まずはスコットランドのプレストウィックゴルフクラブです。
第1回全英オープンの会場として有名ですが、セントアンドリュースオールドコースが第1回の会場だと勘違いしているゴルファーも多いそうです。
全英オープンが始まったのは1860年ですが、第1回から第12回まではプレストウィックで開催されました。
セントアンドリュースで初めて全英オープンが開催されたのは第13回大会でした。
時は19世紀なかば、ゴルフの中心地はスコットランドの東海岸でした。
特にセントアンドリュースをホームコースとする「ロイヤルアンドエンシェントゴルフクラブ」と、マッセルバラリンクスをホームコースとする「オナラブルカンパニーオブエディンバラ」が名門クラブでした。
この二大クラブに対抗するため、セントアンドリュースからオールドトムモリスを招聘して、西海岸のプレストウィックゴルフコースが作られました。
そしてコースの宣伝のために、イギリス各地からプロを集めて競わせたのが第1回の全英オープンでした。
第13回以降は、セントアンドリュース、マッセルバラを含めた3ヵ所で持ち回りとなり、その後も開催コースが増えています。
一方でプレストウィックは1925年を最後に、それ以後は一度も開催されていません。
コースの敷地が狭く、大規模なギャラリースタンドや放送設備を建てられないというのがその理由のようです。
もはやテレビでその姿を眺める機会は皆無ですので、やはり死ぬ前に一度は訪れないといけません。
まずはプレストウィックという街までの経路。
プレストウィックは人口1万5千人ほどの小さな街ながら国際空港があります。
さすがに日本からの直行便はありませんが、ヨーロッパの都市を経由して行くことができます。
例えばKLMオランダ航空で、成田からアムステルダムが約12時間、乗り継いでアムステルダムからプレストウィックまでが約1時間半です。
ホテルもいくつかあるようですが、ゴルファーに人気なのがGolf View Hotel。
口コミ評価も高く、その名前から分かり通りゴルフコースを見渡すことができます。
ホテルを出てわずか1分でクラブハウスまで行くことができます。
プレストウィックのゴルフコースを象徴するものに、コースのすぐ横を走る鉄道があります。
1番ホールのティーグラウンドのすぐ横にはプレストウィックタウン駅があり、ここからエアーシャーコースト線に乗るとスコットランド最大の都市・グラスゴーに行くことができます。
ホテルからも近く、空港からこの駅までも1駅だけですのでレンタカーなしでも移動できそうです。
肝心のゴルフ場ですが、果たしてビジターの外国人がラウンドできるのでしょうか。
このゴルフ場は「プレストウィックゴルフクラブ」のメンバーシップコースです。
ウェブサイトを確認すると基本的にいつでもプレーできるようですが、「Prestwick Experience」なるものがあるようです。
毎週水曜、金曜の午前8時から9時までのスタートの各日8組32人だけ、ラウンド終了後にクラブハウス内のダイニングルームで食事をとることができます。
プレーフィーは夏場で240ポンドですから、日本円にして3万円強です。
平日のゴルフ代としては決して安くないですが、特別な体験を得ることができるでしょう。
ちなみにドレスコードは以下のように書かれています。
All visitors are expected to arrive in suitable golfing attire. We ask that all visitors using the Dining Room and Members’ Bar wear jacket, collar and tie (gentlemen) or a change from golfing attire (ladies). Golf shoes are not permitted in the Dining Room and Members' Bar but soft spikes or spikeless golf shoes are permitted in the rest of the Clubhouse.Smart casual wear is acceptable in the Cardinal Bar and Lounge. Jeans, trainers, shorts (unless tailored) and round neck T-shirts are not acceptable on the course or in the Clubhouse.
ジャケットどころかネクタイまで求められています。
ダイニングルームに入る際は靴も履き替えなくてはいけません。
ゴルフ場のドレスコードに関しては様々なご意見があると思うので、また別の機会に記事にしたいと思います。
とりあえずプレストウィック訪問に向けて、おしゃれなジャケットとネクタイを探しに行こうと思います。
<トップの画像はPrestwick Golf ClubのOfficial web siteより拝借しました>