幻のドレス🐈(お針子物語)
これは、架空のお話です。
このお話の始まりは、今より、ずっと遡り姉妹が、まだ、子供だった頃のお話です。
幼きあの日、祖母の家で、見せてもらった、とある嫁入り道具に見入っていた。
その時、、、その二人の娘達は、思った。
これが、運命!
これにあうために生まれてきたんだと強烈に感じた。
ミシン。
これだ!
私達は、ミシンに出会うために生まれてきたんだ。
この時、二人の姉妹は、
姉は、デザイナー。
妹は、デザイナー兼お針子。
となる道を選んだ瞬間であった。
それから、二人は、学校の家庭科や手芸のクラブ活動などで、活躍し。
週末は、祖母の家で、あれこれ質問し、
ミシンだけでは、なく、ハンドメイドのいろいろな基礎などを学んでいった。
まだまだ、二人は、勉強中であったが、
学校や作品展で、彼女らの作品は、だんだん有名になっていった。
彼女らの母は、あまり器用では、ないが、娘達に一生懸命に教えていた。
父は、最初は、ソーイングに反対していたが、
作品が、優秀だと知ると、とても嬉しがった。
ソーイングシスターズは、まず、手縫いを練習し、やがて、ミシンを二台欲しがった。
彼女らの父、母は、では、ミシン代の半分は、出そう、後の半分は、おこずかいを貯めるか、
大人になって働いて稼ぐか、してごらんと、条件をだした。
一台のミシンは、買えるが、二台は、買えない。
ソーイングシスターズは、子供なりに悩み。
一台を買って、二人で、使うことにした。
もちろん、お小遣いを貯めながら。
彼女達の目標は、オリジナルの服とウェディングドレスを作ることだった。
それから、三年が経ち。
小学校の高学年になったソーイングシスターズの、かなちゃんとかりんちゃんは、勉強やクラブ活動やミシンにあいかわらず夢中だった。
年上のお姉さんも近所の人たちもそう呼んでいた。
そんな頃、祖母が、中学生ぐらいになっ時に姉妹に
自分の大事なアンティークミシンを譲りたいと申し出てくれたので、
中学にあがるまで、少しあったが、姉妹は、
祖母から、大切なアンティークミシンの使い方、お手入れの仕方などを習いに再び闘志を燃やしたのであった。
ミッション1.
可愛いかなちゃんとかりんちゃんへ。
(未来の偉大なソーイングシスターズへ。)
お約束ごとは、ちゃんと学業も(学校の勉強も)
ミシンの勉強もちゃんとすること。
おばあちゃんより。
お読みいただきありがとうございました。^^
このお話は、雪見の兎が、ずっと書きたかった大事な祖母のアンティークミシンのお話しです。
初めてみた時から、憧れていました。
ソーイングシスターズの姉妹の
かなちゃん、かりんちゃんにお話しを託しました。
後は、どうなるか。
お楽しみに。^^
つづく。