見出し画像

ニューノーマルを名乗る企みは成功するのだろうか?

われわれは新しい言葉が好きな民族だ。マスコミではいまだにこの「ニュー」といういかさまフレーズが紙面で踊っている。そう、朝井リョウも踊るのが好きだった。作家はどうでもいいことを長々と書くことに長けている(朝井リョウ談)らしい。「ノーマル」という言葉もいささか怪しげな響きだ。そう、「スタンダード」って流行ったけど、これはちょっと難しいし、ちょっとタイピングするの面倒くさいし。なんでも一番嫌われる理由が手垢がついているかどうか。つまり、いろんな言説で取り上げられるようになると生霊として葬られるのが常の世界。言説=ディスコース。こんなカタカナが使われるようになったら朝井リョウが芥川賞をとるかもね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?