「お姉さんなんだから」という禁句
こんばんは。
先週生まれた第二子が、今日から自宅にやってきました。
第二子を迎えるにあたって大事なポイントになりうるのが、第一子・現在3歳の娘のケアです。
第二子が生まれる前の妻との会話の中で、「お姉さんなんだから」と第一子に行動を促すのはやめておこう というものがありました。
その理由と、どうすべきか考えたことを述べていきます。
前提:家族構成
夫(僕)
妻
第一子 娘 (3歳)
第二子 息子(生まれたて)
実家はどちらも300km以上離れている核家族です。
第二子は里帰り出産で産まれました。
発端と解釈
この話の発端は妻からだったと思います。彼女は4歳下の妹がいるのですが、彼女なりの悩みがあったのでしょうか。ちなみに僕は7歳下の弟がいますが、この話についてはあまりピンと来なかった、というのが第一印象です。
妻とはその後特に深い話はしておらず、以下の話は僕なりの解釈になります。
この話の根本には、子どもは生活のライバルとなる弟/妹が産まれることを自ら望んではいない ということがあると思います。
兄/姉となる子どもからしてみれば、両親の時間が減り 今までの占有物が共有物となり、短期的にはきょうだいのいるメリットが無いにも関わらず それを主張することは道義的に許されない状況に置かれます。
その文脈において、「お姉さんなんだから我慢しなさい」は理不尽な叱責となりえるのかなと思います。
もちろん実際にはきょうだいがいることでその後の人生で得られる経験がありますし、兄/姉たることによる心理的な成長もあるので、きょうだいがいること自体への批判ではありません。あくまでポイントは、家族が増えることに対する第一子の気持ちに寄り添うことなのかなと思ってます。
改めて考えると、僕がこの話にピンと来なかったのは 僕は7歳も離れた弟と同じ次元で争うことがないので、そもそも「お兄さんなんだから」と言われることがなかったからなのかなと思いました。
じゃあどうするの?
第一子の気持ちに寄り添い、姉となることを前向きに捉えられるように働きかけます。
そのためには、第二子を家に迎えた直後の期間が大切なのかなと感じています。(我が家では今です)
第一子の目線では、今まで自分と同じか、場合によってはそれ以上優先される人間に出会ったことがありません。そこに割り込んでくる存在を、いかにスムーズに着地させ 新しい家族の枠組みをふんわりと作っていくつもりです。その中で、第一子に姉としての自覚が自然に芽生えてくれたらより良いかなと思っています。
具体的には、第二子のせいで自分が蔑ろにされていると第一子に思わせないように行動します。また、第二子に関わる部分での第一子の要請にできる限り応えていきたいと思ってます。
第一子が赤子を抱っこしたいと言ってくれた時のことです。15kgの人間が首も座っていない新生児を保持することは非常にリスクが高く、はいどうぞと渡せるものではありません。一方で気持ちを無碍にするのも良くないので、ルールを決めたり持ち方を確認したり、生活の中で適切な方法を模索していくつもりです。
また、我々両親が第二子を風呂で沐浴し手が空いていない中、脱衣所で第一子が騒いでいる瞬間がありました。うるさいと一蹴するのは容易ですが、上記を鑑み言葉だけでもなんとか対話する形を取りました。
まだ初日ですがこの他にも細々したことは無数にあり、手が空いていない状態で対応することが心理的な負荷になりそうな場面が今後来ることは想定できますが、できる限りやってみたいと思っています。
仮に途中で投げ出すことになっても、その時の課題を第一子を始め家族と会話することで、何かが見えることもあるかもしれません。
大事なことは、第一子に対する配慮を持ち続けることだと思ってます。
まずはスムーズな第二子の家庭への着地を目指して。
またよろしくお願いします。