令和生まれのアマプラネイティブ
こんばんは。
地上波アニメのコマーシャルに対する娘の熱量が不思議だったので、少し筆を取ります。
我が家のホットなアニメ作品は、アンパンマンやらパウ・パトロール、プリキュアです。
これらの作品に対し、今まで自宅ではAmazon prime、Netflix、YouTube等のオンライン動画配信サービスで視聴しておりましたが、義実家で過ごすようになって地上波で見るようになりました。
地上波で見ると当然コマーシャルが多く挟まるわけですが、娘は熱狂的にコマーシャルに食いつき、まるでメインコンテンツの一つかのように反応します。
配信サービスと地上波で違いはいろいろありますが、娘の反応を見ていて一つ顕著なものがあります。コマーシャルの内容です。
配信サービスのコマーシャルは1話に対し0〜2回、15秒の動画が2つ程度放送されます。コマーシャルの内容は、まだ大人向けカスタマイズが保たれおり未成年に直接向けたメッセージを見る印象はありません。
一方で地上波は、30分アニメ番組の構成上の ①OPと前半の間 ②前半と後半の間 ③EDの後 にそれぞれ1分45秒(=15秒×7種)程度のコマーシャルが入ります。内容はおもちゃや雑誌、CD等の怒涛の販促の連続で、子どもの欲求と記憶に直接差しにいく形となります。
今まで配信サービス経由でアニメーションを視聴していた娘にとって、直球で商品をアピールする地上波のコマーシャルが非常に刺激的のようです。プリキュアのおもちゃの販促の効果音の後に、「これ欲しい!」と叫んだり、コマーシャルの作成チームが泣いて喜ぶほど理想的な反応をします。
僕が子どものころは、コマーシャルに期待することは早く終わることくらいだったような気もするのですが、価値観の違いを感じます。
検証
娘が全てのコマーシャルに対し元気に合いの手を入れるので、本当に欲しくて行っているのか、それとも単なる合いの手なのかを検証するため、ショッピングモールに行ってきました。
表面上はきょうだいの出産フォローお疲れ様でしたということで、好きなものなんでも一つ選んでねと伝えて選んでもらいました。
結果、地上波視聴時に欲しがっていたものはあまり求めず、あまりコマーシャルで見ないおもちゃ を選択しました。どうやらコマーシャル自体をコンテンツとして捉え、合いの手を入れて楽しんでいるようです。
どちらを欲しがっても別に良かったのですが、個人的には時代の変化とともに幼児を取り巻く環境の変化を感じられて面白いと思いました。
今回の話はかわいいものですが、今後必ず来るであろうSNSとの付き合い方だけは一緒に考える時間を取る必要があるだろうなと思います。
余談ですが、今回買ったおもちゃの価格について。
ショッピングモールで買ったわけですが、e-commerce(Amazon、楽天等)で買う場合と比べて倍近く値段がしました。
もちろん実店舗は客が現物を見て選べる嬉しさがある一方で、土地代をはじめとした固定費が多くかかり、店舗ごとに在庫を持つため高くなるのはしょうがないとは思います。今回はその店舗の在庫のおかげで即時に欲しいものが手に入ったので、在庫に感謝して現地購入しました。
でもやっぱり倍はちょっと高いかも……
あと、現地で買うって決めてるのにこっそりネットの値段見るという、僕の精神的な貧しさも解消したいですね……