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私の中のもったいないおばけ


私は、あと少しでなくなるものが苦手。
得意じゃない。

だから、シャンプーも歯磨き粉も、コーヒーの粉も
あと少しとわかるととたんに使えなくなってしまう。

多分それは、人からの気持ちもそうで。


少し離れてきて、間が空いてくると急にその人との間を
自分からもっと開けてしまう。




それはたぶん極端な寂しさからくるものだと思う。


歯磨き粉、これに関しては、なくなってしまう前に新しいものを買うといいよ。と自分に言い聞かせて。


なくなってしまったときに新しいものを使うワクワクを大切にしようとか
楽しみにしようとか
ひたすらに言い聞かせることが必要。


なくなってしまったものに対する執着がすごいのだとおもう。

だから人の死を受け入れることについてもほかの人よりかなり時間がかかるし、悲しさが大きいのだと思う。



冷蔵庫や、いろいろなものを保管している場所が、
自分の使いかけだらけで結局使わずに捨ててしまうことになったとき

もっと深い絶望が私の中に襲ってきたことがあった。


自分の傲慢さで、使いきれなかったものに対する申し訳なさ。

自分の中の誰かがの声が、


「そういうの良くないよ」

って言ってきた気がした。


だからなるべくありがたく使い切って、次をきちんと用意して、
これからお願いしますを伝えることにする。



 
自分の傲慢さに飽き飽きしてしまったときが多分、

ちゃんと向き合うタイミングなのだと思うから。



今年の冬の目標はそうやって残り残ったハンドクリームを一つでも使い切ること。

結果発表をまた気ままに。

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