XYZ世代を知るの巻。
少し前にも書いたのですが、
うちの職場に5年以上ぶりくらいに入った新人が
2年目位で退職する運びになりまして。
そのことや、自分の仕事について
書いた記事がこちら。
職場の事情を知っている人から
こんなワードを聞きました。
「XYZ世代で調べてみると良いよ」と。
1、XYZ世代とは
BTSにどハマりしてる私なので、
ボーイズグループの名前か?と一瞬思ったくらい、
私には、はじめましてのワード。
アメリカ発祥の、世代区分のことを指します。
日本では、
「団塊の世代」「氷河期世代」「ゆとり世代」など、
世代区分がありますよね。
区分は、
1965年~1980年頃に生まれた世代→X世代
1981年〜1995年頃に生まれた世代→Y世代
1996年~2010年頃に生まれた世代→Z世代
2021年現在で11歳~25歳の若者は
Z世代にあたるそうです。
私は、Y世代に該当します。
見る媒体などによって、多少西暦に差はあるものの、
こういった分類の仕方があり、
それぞれの世代によって、特徴があります。
2、Z世代の特徴
Z世代の1つ前のY世代は「ミレニアル世代」
とも呼ばれ、デジタルネイティブとして
行動様式や価値観の変化が注目されていましたが、
Z世代にとってはデジタル機器や
インターネット環境が身近にあるのは当たり前です。
多感な思春期を
スマートフォンの普及によって
SNSが流行しはじめた時代に過ごし、
コミュニケーションや
自己表現への態度や・考え方も異なることから
「ソーシャルネイティブ」や
「SNSネイティブ」とも言われています。
育って来た環境が全く異なる為、
企業なども取説を用意したりするのに
困っているようですね。
サイトを読んでると当てはまることが多い。
安定志向というか失敗をするのが嫌な様で、
すぐにポイントとか聞いてくる。
失敗して学ぶこともあると個人的には思うのだけれど、
先回りして、そうならないようにしている印象。
うちのボスも言ってたのですが、
言われたことはやる。
それ以上はやらない。
自分の業務ではないと思ったらやらない。
…これは、個人の問題もあるかもしれないですが、
非常に困りました。
多分、この先も後輩が困る点だと思います。
3、Z世代は仕事をすぐに辞める?
どの世代においても従業員の離職はあるものですが、
確かに他の世代と比べて、
Z世代は仕事をすぐに辞める傾向にあると思います。
詳しい事情は知らないですが、
最近明らかになったのは、
先輩スタッフと合わない、有休が取りづらい、
という理由で退職するとのこと。
先輩スタッフとの年齢差は、確かにあります。
一番近い子でも10歳近く離れてるかな。
合わないっていうのは、業務以外のことなどを
指摘されたりするのが鬱陶しいとか、
共通の話題が無いとかそういう事なのかなと。
ただ、職場ってそういうものだと思うけれど…
業務以外のことは、
多分これからどの職場に行っても直面する事だと
思うので、指摘しても直らないから
割と何度も言ってきた部分があります笑
共有スペースを汚く使うとか、
共有のものを一人だけ有り得ない量使うとか。
ただ、ありがた迷惑だったのかもしれないですね。
彼に仕事を辞めた理由を尋ねると
「毎日9時に出社すること」に対して
苦痛を感じていたようです。
「9時の出社が厳しい」という理由以外にも、
「仕事量が多すぎる」「成長できない」などの理由で、
Z世代の方は簡単に会社を辞めてしまいます。
これは、価値観の多様化が考えられます。
様々な価値観をもった従業員が増えた結果、
従業員全員の仕事に対する要求を満たすことが
非常に難しくなっています。
価値観の多様化…
特に、Z世代は今までの世代とは生きてきた
背景が全く違うので、私達には理解出来ない価値観が
多々あるようです。
以前は、分厚い求人情報誌や新聞の求人欄から
仕事を探していました。
現在と比べ仕事を探す機会が
かなり制限されていました。
一方で、Z世代はオンライン上で
いつでもどこでも求人情報に
アクセスすることができます。
さらに仕事の情報だけでなく、
写真や動画を通して職場の雰囲気を見られるので、
他社についても具体的に知ることができます。
職場が学生さん達の教育実習施設で、
毎年実習生として勉強に来るのですが、
私や先輩も実習生として職場に来ていて、
そのままスカウトされて就職しました。
就職を決めた理由は色々ありますが、
実習生として職場にいたことで、
職場の普段の様子などを知ることが出来たのは、
当時の私の中で大きかったです。
仕事業務も良かったし、変な人がいなかったし笑
スカウトして貰えたのも有り難かった。
ただ、最近の学生さんは違います。
あまり事情を知りすぎると、他にももっと良い
就職先があるのではないかと思うようで
実習施設には就職しない傾向が高いようです。
価値観が違うのが良く分かりますね。
4、Z世代が仕事に求めるもの?
Z世代のキャリアにおいて重要な3つのこと
1.安定した企業に就職する
2.ワークライフバランスが保たれた生活
3. 組織内で主体性を発揮
これらの3つの特徴をふまえると、
Z世代は「個人」にフォーカスした世代ともいえます。
えー、めっちゃわがまま…
と思った人はZ世代ではないのでしょうね笑
ただ、組織に属する以上は、
組織に合わせることも必須だと思いますが…
安定した企業に就職し、
自分が実現したい働き方で働く。
そして同時に家族、友人と過ごす時間や
娯楽に費やす時間と仕事を両立したいと考えています。
わー!!
正にコレ!!!
有休が取りづらいのが嫌だと。
これはうちの職場がダメなんですが、
有休、本当に取れなかったのです。
冠婚葬祭は勿論OKですが、
ボス達の持論で医療職で少人数制だから、
有休を取り出すと職場が回らなくなるという理由から。
それは、就職した際にも言われてきたことだったし、
子供が生まれてからは、子供の行事などで
お休みさせてもらうことはあるものの、
独身時代は、有休というより病欠を10年の間で
2回くらいしかしてないです。
ただ、長期休暇は医療職らしからぬ
1週間くらい休みがあります。
そこは、家族とも休みが合って有り難いのです。
休みが取れる、取れないで私達スタッフは、
ボス達とも意見を擦り合わせて来て
めちゃくちゃ長くかかりましたが、
ようやく有休が取れるところまで漕ぎつけました。
大袈裟かもしれないですが、これって革命的で。
そこで、一番に有休取得したのが例の後輩。
しかも、私が仕事の研修会で休みを取っている日と
同じ日に被せてきたという…
本当に、有休の件は確執など色々有り過ぎて複雑なので、
元からいたスタッフとしては、
色々思うところがあるのだと思います。
(私としては、何でその日やねんと思った)
厳しい環境に身を置き、
毎日バリバリと働くというよりも、
自由や柔軟性を重要視し、
外部から干渉されることに対して
抵抗を感じる方が多いでしょう。
結婚、出産の為に退職した後輩が言っていたんですよ。
後輩はその後、他のところにも何件か勤めたのですが、
あんなに忙しなく働いてたのって、
うちの職場くらいでしたよって。
うちは、予約が全く取れない。
土曜日に関しては、5ヶ月先くらいまでいっぱい。
なので、毎日フル稼働で仕事をしています。
急患なども入るので、手が空いた人がすぐ診る、
というスタイルになることも多い。
忙しいながらにも、やり甲斐を感じています。
ただ、それは時代には合ってない働き方なのかも
しれないですね。
お給料は割と低い方だし笑
忙しい上に給料が低いって…笑
それに反して?
長く続けてきたことで、
得られたものもきちんとあります。
仕事のスキル、人間性の向上、
スタッフや患者さんとの人間関係の構築。
これは、短期間ではやはり難しいことだと思います。
そういった醍醐味みたいなものを
知らずして退職するのは勿体ない感じもします。
ただ、職場が、人と合わない、
と言うのなら仕方のないことだと思います。
外部からの干渉を嫌うとかどんだけやねんって
思いますけどね…どう指導したら良いの?
5、まとめ
捉え方によっては
自己中心的に感じるかもしれませんが、
我々はそれらをZ世代の価値観として
受け入れる必要があります。
本当にこれですね。
私は後輩の問題は、
後輩自身の性格や、家庭環境にあると思っていました。
勿論、それもその通りだと思うのですが、
同じ地域で生活していても、
生きてきた時代が違い、
価値観が全く違う環境で育って来たというのも、
かなり大きな違いが出ることを初めて知りました。
果たして、それをスタッフ間で
どこまで共有出来るのか難しいところだと思います。
人手不足が深刻になるので、
また新しいスタッフを募集する訳ですが…
慎重にならざるを得ませんね。