私が使ってきたバットたち
草野球の醍醐味の一つ
それは
「バット選び」!!!!!
子供の頃と違い、ある程度自由にお金が使える大人になった今、我々はバットが選び放題なのだ!
と言いたいところですが、子供の頃は1,2万だったバットが今や4,5万が当たり前の時代。
とはいえチームメイトのバットを借りたり、中古で買ったり、あれこれ試すの楽しいですよね。
私も今となってはミズノ・レガシーに落ち着きましたが、ここに至るまで5本のバットを使ってきました笑
ということで今回は今まで使ってきたバットを紹介しようと思います!
1. イーストン MAKO TORQ NA16MKT
長さ:74 cm
重さ:730g
バランス:トップ
皆さん見たことないでしょー?と、マニアックぶりを自慢したくなる一品。
草野球を始めたばかりでマイバットを持っていなかった頃、助っ人参加したチームがこのバットを使っていたのですが、なんとなく感触が良くて気に入りました。
しかも私、子供の頃イーストンのバットを使っていたのでイーストンに愛着がありました。
(私、子供の頃アメリカに住んでいてアメリカで少年野球していました、詳しくはこちらを。)
メルカリで中古品を1万円代で買った気がします。
ちなみにこのバット「グリップエンドがまわる」という謎過ぎる機能を備えていました笑
草野球Youtuberのクーニンさんも取り上げていたので宜しければどうぞ。
他にもデーブ大久保氏とコジルリ氏を招いたPRイベントを開いたり、当時のイーストンの本気っぷりを感じますね。
「グリップエンドがまわるから、グリップが絞りやすくなる」という理屈だった気がしますが、ぶっちゃけまったくメリットを感じませんでした笑
打感は好きだったんですけどね、ウレタン素材だったと思いますが最近のバットとも少し違う感じでした。
しかし、自分には重かったです。
84 cm、730g、ヘッドバランスというスペックですが、夏なんてバテテるし「俺これから打席でこんな重いの振らなくちゃいけないの?」とネクストバッターサークルで絶望していました。
その後、軟式野球バットの市場状況も段々と分かってきて、やっぱミズノのビヨンドシリーズがアツいよね、と思い始めていたのです。
ということでメルカリで買ったバットを、これまたメルカリで数千円で売却。
2. ビヨンドマックス ギガキング02
長さ:83cm
重さ:720g
バランス:トップ
当時のビヨンドシリーズ最新モデルだったのがこのギガキング02。
なつかしぃぃぃぃぃ。
新品だと5万円近くしたと思いますが、友人から3万円で買いました。
(友人は「自分には合わん」とのことで)
「遂に俺もビヨンドユーザーの仲間入り!」と当時はテンションぶち上がりしたことを覚えています。
しかし!
これまた重すぎて振れないという珍事・・・。
83 cmの720gということで、そんなに重くないと思うのですがトップバランスであるのに加えて、ギガキング02特有の振りにくさがあったんですよね・・・。
ミズノもレガシーの謳い文句の中で「ギガキング02で課題となっていた振りにくさを改善」みたいなことを言っていたので、ギガキング02の振りにくさはメーカー見解でもあると勝手に思っていますw
でもギガキング02のミドルバランスはかなり評判よかったみたいです、特に83 cm。
やっぱ83 cmのミドルバランスが最強ですよ!(現在レガシーの83 cm, ミドルバランス愛用)
「もう重いバットはこりごりだ、軽いバットを使えば打てるはず!」と思い、次のバットを購入。
3. イーストン Ghost X Hyperlite
長さ:84cm
重さ:710g
バランス:不明
「軽いバット」と言えばローリングスのハイパーマッハですが、私の記憶だとビヨンドシリーズ並みに高かったのです、4万とか5万とか。
そんな中、旧友イーストンで型落ちしたこのモデルが新品で3万しない価格で販売されていました。
ちなみにトクさんTVでも紹介されていました。
(最初は白いバットですが、途中から赤い本バットで試打します)
スペック上だと710gですが、体感だと680gくらい軽かったです。
「これならビシバシ打てるぜ!」と、これまたテンションぶち上がり。
しかし。
当時の監督から「ケヴィンはバットブンブン振り回すタイプじゃなくて、バットの重さと体重乗せて打つタイプなんだから、そんな軽いバット使ったら飛ばないぞ」と酷評されました笑
いやぁ監督良く見てたなぁと思います、実際最近の長打はスイングの強さ・速さではなくて体重をぶつけることで飛ばしています。
軽いバットじゃダメだなのは、今考えればその通り。
そんなこんなで1試合使ったのみで引退決定(笑)!
この頃の私の迷走っぷりを象徴する一幕でした。
・重すぎると振れない
・軽すぎると飛ばない
・新品だと高すぎて買えない
こんな考え事を当時は仕事中も、お風呂入っている時も、歯磨きしている時も、ずーっと考えていました。
そんな中、チームメイトのギガキングを使わせてもらったらメチャクチャ振りやすくてビックリ仰天!
それで気がついたのですが、当時最新モデルのギガキング02は反発力はNo.1だけど、それは振りやすさを犠牲したからであるということ。
一方でギガキングは反発力では劣るものの、バランス的にはベスト。
はたまたさらに1世代前のメガキングも試してみたところ、こちらもなかなか良い。
当時、ギガキングはまだ新品だと高くて、中古でも結構いい値段がついていました。
一方でメガキングはモノによっては1万円代。
そんな中見つけた掘り出し物がこちら。
4. ビヨンドマックス メガキングⅡ
長さ:84cm
重さ:720g
バランス:トップ
確か未使用中古だったか、あるいは素振りしかしていないくらいか、超美品の中古品でした。しかも安い。
いざバットが届いて振ってみると、事前のリサーチ通り抜群の振りやすさ!
スペックだけみたら以前使っていたギガキング02と同じ重さ且つ長いので振りにくそうですが、バットの構造なのか、ウレタンの厚さなのか何なのか分からないけどマジで振りやすい!
このバットは思い出が詰まっています。
ここまでは迷走していましたが、このバットを使い始めてからは気持ちが定って、打てなくてもバットのせいにしなくなりました笑
だから草野球一年目で最初のバット3本使って、2年目から3年目はずっとこのバットだった気がします。
そして少しずつヒットも打てるようになりました。
なので気に入ってずっと使っていたのですが「M球が世に出る前に発売されたバット」という点がずっと気がかりでした。
要はM球対応ではないんですね。まぁそもそもM球対応だからなんだよって話ですかw
ただそこそこ良い当たりで出るようになって、外野ライナーなんか打ったりすると「M球対応のギガキングだったら超えたのかな」なんて妄想するようになっていったのです。
そんな頃、ビヨンドシリーズの新作「レガシー」が発表されました。
みんなが「うぉレガシー買う!」と発狂している中、私は型落ちになるギガキングに目をつけていました笑
案の定、それまで4万円ほどで売られていたギガキングが2.8万ほどまで値下がり!!!!!
こりゃ買いだ!とばかりに大衆とは真逆の方向へ進みギガキングを購入したのです。
5. ビヨンドマックス ギガキング
「以前まで使っていたメガキング2と同じバランスでM球対応=完全上位互換」と考えた私。
事前のリサーチ通りの振り心地で大満足。
ちなみにこの頃、レガシーにも興味があったのでお店で振りましたが、やはり84 cmはギガキング02同様で使いこなせる自信が無くて断念しました。
この頃はまだ83 cmのミドルバランスを使う選択肢を持っていなかったです、視野が狭かったなぁ・・・。
何はともあれ新しい相棒を手に入れて意気揚々と球場へ。
それからこのバットは一年以上使いましたが、正直メガキングとの明確な違いは感じませんでした。
「今まで外野を超えなかった当たりが超えた!」ってこともなければ、「内野ゴロが抜けるようになった!」なんてこともない。
強いて言えばほぼ化石のような存在の「メガキング」を使っているよりかは、比較的新しいモデルの「ギガキング」を使っている方が恰好がつくかも、程度。
でもチームの評判はよくて、よくチームメイトから貸してくれと言われました。
愛着もあったし好きなバットだったのですが、もうチームの7,8割がレガシーを使っている中「俺は本当にこのバットのままでいいのか?」と自問自答するようになりました。まぁ流されているだけなんですがw
そんな中、ネットでリサーチしていたらレガシーの83 cmのミドルバランスを勧める投稿をたくさん見かけました。
実際、チームメイトの83 cmを使わせてもらった振りやすかったし、お店で試したところ83 cmならいける!と確信。
83cmはギガキング02で悪い思い出しかなかったのですが、レガシーの83cmは訳が違うじゃん!と思ったのです。
それから店に通っては振らせてもらい、トップバランスとミドルバランスで悩む日々。
いや、そもそも買わなくていいんじゃないか?と思ったり。
一度は83cmのトップバランスをレジまで持っていって、でもやめたり(店員さんの嫌がる顔を今も思い出す)。
そんな中、遂にミドルバランスを購入!
6. ビヨンドマックス レガシー
今思えば私は今までずーっと
・中古のバット
・新品だけど型落ちして値下がりしたバット
しか買ったことがありませんでした。
定価バリバリで買うのはこれがはじめてだったのです。
ということで5万円越えで購入。
平日の仕事後に買って家に帰り、妻には見せずに部屋にしまおうと思っていたのですが、なぜかその日だけたまたま妻が私と同じタイミングで帰宅。
バッチシ新しいバットを目撃されました。
「あ、はははは、安くなってたんだ・・・」と頑張ってごまかしたのは良い思い出。(未だに値段は伝えていない、多分1,2万だと思っているはず)
そんなこんなで草野球通算6本目のバットを使い始めましたが、これまで滅多に打てなかった長打が出るようになりました。
単にバットを変えたことだけが理由ではなくて、スイングの改善、バッターボックスでの集中力改善など、バット以外の要因の方が大きいと思います。
だけど、事実だけ書くとこうなります。
・Easton Mako - 半年程使用。2塁打を1本、その他辛うじてヒットがあるかないか、まったく打てず
・ギガキング02 - 半年程使用。シートバッティングでセンター越えが1本、ヒットの記憶ない、まったく振れず打てず
・Easton Hyperlite - 1試合のみ使用&凡打のみ
・メガキング2 - 1年以上使用、ヒットはぼちぼち、長打の記憶はなし
・ギガキング - 1年以上使用、ヒットはぼちぼち、2塁打を1本打った
・レガシー - 去年の8月頃から使用して半年程経過、2塁打を4本、3塁打を1本、ヒットも安定して打っている
こんな感じです。
繰り返しまくりますが、バットだけが理由ではないと思いますが、バッティング力は間違いなく向上しています。
今ギガキングを使ったらどうなるのか?
そんな中、一つ気になっているのが
「今ギガキングを使ったらどうなるのか?」ということ。
今、ギガキングを使って打てたら完全に自分の実力だと証明できますよね。
でも、それがキッカケで調子を崩すのは嫌なのでちょっと恐れています笑
とりあえずギガキングはマイバットを持っていないチームメイトに貸していたのですが、一旦返してもらうことにしました。
試合で使うか分からないけど、練習試合で使ってみたい気持ちはある・・・。
このnoteのコンテンツ的にも試してみたいです。
「やっぱりレガシーじゃないとダメだった!」となるのか「結局ギガキングでも打てた!」になるのか、気になるところ。
まとめ
今まで一番長い投稿になりましたが、今まで私が使ってきたバット達について語りました。
どのバットにも思い出が詰まっていて、書きながら当時の思い出が色々と蘇ってきて涙が!
とりあえず過去の自分に一つアドバイスができたら「83cmのミドルバランスを毛嫌いするな!」ということです。
確かにギガキング02は振りにくかったけど、あれはギガキング02だったし、トップバランスだったから。
他のバットの83 cmミドルバランスはマジで操作しやすいから試すべき。
それにトップバランスを使うプライドみたいなものがあったけど、そんなのどうでもいいからとっとと捨てなさい。
長くなりましたが、それではまた!