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別れのあとに迎えた、16回目の結婚記念日

突然の別れと、通常運転の金曜日

今日から通常運転。
週明け、義母が急逝しました。


まだ信じられなくて、
考えると辛くて。


先月、祖母が亡くなり、
少し気持ちも落ち着いた矢先の出来事。


結婚して15年、お義母さんとの思い出

結婚して15年。
主人は次男で、きょうだいの中で一番最初に結婚しました。

結婚前に2年程同棲をしていました。
その時、急に実家から荷物を運び出したそうです。
「引っ越すから」
と言ったそうで……

ちょっと印象悪いんじゃないの?と戦々恐々としながらも、
私が初めて家に行かせてもらった時、
温かく迎え入れてくれました。

お義父さんが
「家族が全員そろってご飯を食べるのは何年ぶりだろうか」
って言ってたのを鮮明に覚えています。

義実家へ行けばいつもお義父さんの隣で
お義母さんが微笑んでた。

動いていないと気が済まないお義父さんと、
穏やかで少し天然なお義母さん。


寡黙な夫と、気遣い上手なお義母さん

主人は寡黙で、
身内にはぶっきらぼう。

だから、
お義母さんはいつも
気を遣っているように見えました。

ぶっきらぼうな人に質問すると、
単語で帰ってくるから、
「え?どういう意味?」
ということもよくあります。
正しく、主人とお義母さんの会話もそんな感じ。


私が子どもたちを連れて実家へいくことは、
日常茶飯事で、
仕事で主人はほとんど行けないことが
当たり前になっていました。

たまに主人の一緒に行くと、お義母さんは嬉しそうな表情をしてました。


最後に会ったのは昨年の10月

主人がお義母さんと会ったのは、昨年10月。

お義母さんが12月から体調を崩していたことは
知っていました。
難病の疑いであったことも。

お正月に会った時は少し元気でした。
この時は主人が寝込んでいて、
一緒に実家へ行けなかったんだよね。

ここ1~2週間は体調が思わしくなく、
日常生活を送ることもままならない状態だったと
亡くなってから聞きました。




夫の気持ち、私の気持ち

あまりにも突然の別れ。
いつもと変わりなく、
平静を装っている主人だけど、
受入れるには時間が必要。

きっと日常生活を送っていれば、
考える時間もなく、
時が過ぎるのだろうけど、
今はそっと気持ちの整理をつけていく時。

そこに居た人がもういない。
この現実を受け入れるのには
少し時間がかかりそう。

献花の際に椅子から立とうとせず、
じっと前を向いて座っていた主人。
亡くなったという事実を受入れたくなかっただろうし、
直視できなかったんだと思います。



16回目の結婚記念日と、これから

このタイミング迎えた結婚記念日。
16年前の2月14日は土曜日。
真冬なのにぽかぽかでした。
朝は雨が降っていたけれど、
式場に着いたら晴天。

あれから15年。
主人は今の仕事を続け、
信用・信頼を積み上げ、
今も仕事が頂ける環境。

3人の子育てが出来て、
それぞれ個性全開で成長しています。
悩みは尽きないけれど、
そのたびに悩み考え、
「でも結局決めるのは本人だよね!」
という結論に至る。

主人とはこれと言ってケンカもなく、
お互いに全てを知り尽くす訳でもなく、
ある程度の距離感もある。

未だに何考えてるんだろう?と思う時はあるけれど、
何も考えていない時が多い(笑)

そんな夫婦として15年。
知り合った期間も含めたら22年。
居て当たり前の存在になってるけれど、
改めて居てもらわないと困るし、
これからも色んな事を一緒に経験するんだろうな…と思いながら、
いつもより感慨深い結婚記念日を迎えました。

いつもありがとう。
これからもよろしくお願いします。


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