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結婚式を挙げるべきかについて、真剣に考えてみた結果。

こんにちは。かなり涼しい1日になりそうです。今日から4連休の方も多いのではないでしょうか?

今日のテーマは、結婚式をやらないという選択肢について、思うことを書きます。

はじめにお断りとして、今回書いた内容はあくまで僕の経験からの意見であり、結婚式そのものを否定しているわけではありませんのでご了承下さい。

僕は今年4月に入籍し、5月には結婚式をする予定でしたが、結論からいうと結婚式は中止にし、写真撮影のみにするという選択をしました。

親族だけの少人数での式を予定しており、当初はこの状況が落ち着くであろう来年1月に延期をしていましたが、このご時世を踏まえての決断でした。

個人的に色々と悩みましたが、今回の決断は今後にとっても非常に良いものだったと思います。

僕が結婚式をあげる必要がないと考えた、大きな理由は2つあります。

①長期的に幸せな家庭を築けるか?

結婚する目的は何でしょうか。そもそも結婚が目的化してしまっていないでしょうか。
結婚は人生を豊かに、幸せにするための手段であると僕は考えます。

結婚の先に訪れるのは、出産、子育てというライフイベントです。そこで真っ先に必要になるものは?
そう、「お金」です。子ども一人当たり1000万円と言われていますが、それ以上の蓄えが必要でしょう。

僕と妻は結婚後、親となる。親として大事なことは、子どもが人生にどんな選択をしたとしても、しっかりと資金を援助してあげられることだと僕は考えます。

僕たちの世代にとって、これは特に男性にとって、家族を支えていけるかどうかは大事なことでしょう。
今、十分な貯金があり、両親からの資金援助がある人は問題ないかと思います。
しかし、僕のような田舎出身・東京在住の20代は、親も近くに住んでいないので、夫婦でなんとかしていくしかないのです。

もちろん田舎にはない、育児関係の様々なサービスが受けられるのは東京のメリットですが、なんといってもお金がかかるのです。

長期的に見て、自分たちの収入に対する支出については、シビアにならなくてはなりません。

前置きが長くなりましたが、一部を除く20代の夫婦にとって、結婚式関連の出費はかなりのリスクであると思います。

夫婦間に亀裂が入る要因は、お金です。お金がないことが夫婦喧嘩を引き起こし、子どもに奨学金という借金を背負わせ、独り立ちしてからも苦労させ続ける、という負のスパイラル。

実は結婚後の人生にかかる出費の方がよっぽど大きいのです。

繰り返しますが、結婚は人生を豊かに、幸せにするための手段だと考えています。結婚したから、結婚式をあげたから幸せが訪れるとは限らない。

20代で結婚式にお金をかけることが、長期的に幸せな家庭、自身の人生の幸せに繋がるといえるでしょうか。

②「結婚式=親孝行」は幻想?

とはいえ、「結婚は両親や親族が絡んでいるから、自分たちで決められるものでもない」というのが事実でしょう。

僕も元々は、挙式を親族だけで挙げる予定だったので、その辺りの調整が必要であるというのはよくわかります。

個人的にも、今まで育ててもらった両親や家族に、感謝する場として結婚式を捉えていたので、延期してでもやりたいというのが本音ではありました。

しかし、そもそも結婚式を挙げること、晴れ姿を見せることだけが、親孝行といえるのか。
そう考えたときに、僕は他にも方法があると思ったのです。

結婚式に列席した親族たちは、自分たちを見守ることはできるかもしれませんが、幸せにしてくれるわけではありません。
あくまでも、幸せな家庭を築くのは僕ら夫婦であって、(当たり前ですが)誰も責任をとってはくれません。

結婚式を挙げるために延期を繰り返し、出産の時期が遅れてしまっては、本末転倒です。
女性にとって、適齢期に出産を迎えるということは、健康や経済的なリスクを考えても、もっとも重要なことだと思いますから。

夫婦が仲良く、元気に生活し、帰省したときには孫の顔を見せる。
両親に感謝の手紙を贈り、親族や友達にも写真を送ったり、お祝いの品を贈る。

こうした方法は、たとえ結婚式を挙げなかったとしても、立派な親孝行、感謝の表現といえるのではないでしょうか。

僕たちは最終的に、挙式を取りやめ、結婚記念写真を撮影する「フォトウェディング」に切り替えました。

もちろん、このご時世も味方して、両家が納得したうえで進めることができました。

日本全国で結婚式を自粛する流れが出てきており、フォトウェディングだけで済ませることがスタンダードになっていくのではないかと思ったりもします。

今や結婚式は、人生における一種の儀式として、巨大なマーケットになっています。
当たり前のように親族や友人の結婚式に参加し、「結婚式=幸せ」という象徴的なものとして刻み込まれています。
結果的に、普通のサラリーマン夫婦が、ローンを組んででも数百万円の挙式をするのが常識のようになっている。

しかし、冷静に考えてみてください。本当にそれが幸せな家庭につながるのかどうかを。
感情と数字は、切り離して考えなくてはいけません。これは結婚式に限らず、今後の選択全てに言えることだと思います。

優先順位は何ですか?

結婚式を挙げた方にとって、今日書いた一連の理屈は、最低なものなのかもしれません。
僕は結婚式をあげた経験もないし、業界にいたわけでもないですから。

ただ、ひとつ言えることは、人生はまだまだ長いということです。20代の今、お金をどこに使うかが大事で、結婚後どのような家庭を築いていきたいのかを考えることのほうに、よっぽど時間を使うべきなのだと思います。

今回の話が、このご時世で結婚式について悩んでいる方の助けになれば幸いです。

今後も僕の経験をシェアするような記事を書いていきたいです。それでは、良い週末を。

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