時間管理
わたしは日頃から、「夜二時間遅くまで残業をしている人よりも、朝30分早く出社する人を重視する」「よく休む人は信頼も期待もできない」と社員によく話すが、これは小さな心がけが思わぬ成果に結びついたり、逆に致命傷にもなりかねないことを身をもって体験してきたからだ。心がけという表現をしたが、正しくは「心の余裕、ゆとり」といったほうがいいのかもしれない。何事においてもパーフェクトにできる人間はいない。だが、わずかでも心に余裕があれば行動を起こす前に、確認漏れはないか、手抜かりはないかを確かめてみることができる。(永守重信「人を動かす人になれ!」)
「約束を守る。それは、人間として最低限のルール。相手は期待して待っているからね。期待を裏切ることは、一番いけないことだよ」(佐藤芳直「想いが実現する船井幸雄の60の言葉」)
採用のポイントはトップ自身が採用基準を持つこと。基準とは世の中のルールが守れる倫理観があること。例えば約束の時間を守れるかどうか。時間までに来なかった人は、どんなに優秀でも採用しませんでした。次は地頭の良さ。正解のない問いを投げかける。そしてコミュニケーションスキル。面接を終えた後でまた会って話してみたいとあなたが思えば、スキルがあると考える。一回会っていいかなと好印象を持った人とは必ずもう一度会う。会うたびに印象が良くなる人は、入社後も周囲からの評判が高かった。(松本晃)
個人レベルで働き方改革を進めるうえで意識すべきことは、早く起きて、早く仕事をしにきて、早く帰る。(松本晃)
長時間労働を減らすために働き方のルールを野球型からサッカー型に改める。野球型は終了時間が定められておらず、決着が着くまで試合が続く働き方、サッカー型とはプレイできる時間が決まっており、その限られた時間内でどうやって得点を稼ぐかで勝負する働き方。(大久保幸夫 石原直子「女性が活躍する会社」)
時間が有限であることに気付き、仕事以外の大切なことのために時間を捻出しなければならないとなると、自分の生産性をどうやって改善するかという課題に、好むと好まざるとに関わらず取り組むことになる。(大久保幸夫 石原直子「女性が活躍する会社」)
仕事は拙速上等。間に合わせることが重要。仕事は断らない、スケジュールを守る。そうするといつか良い仕事のチャンスが回ってくる。(弘兼憲史)