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地方大の凡人が大企業へ就職した話(その2)

この前書いた話の続き。
自分の働いている会社は従業員7000人超、
海外拠点も30以上ある。
世界トップシェアの製品群も複数ある。
(最近ではLINEでも株を買えるようになった)
60人の同期入社も東大、京大、阪大など旧帝大、海外からの大学など
学歴は自分よりも格上、社内でも少数派。


じゃあその人たちと同等に戦える学力があったかというと、正直ない。
学部のGPAは2.4くらいだったし(たぶん)、
授業中はスマホいじってたし、学校終わってからもバイトや趣味に費やす。
テスト前は頭のいい奴にかじりついて教わってギリギリ再テストを回避。
こんな感じ。
毎日仕事をしていても、製品設計を勉強したり、
開発背景を聞いたり、同期の仕事ぶりを聞いていると頭いいなあ~
もう少し勉強したらよかったと思うことばかり。

そんな自分も今の会社に就職できた。
研究室の同期には僻むやつもいたし、能力的に言えば研究室でも最底辺のお前が何でそこなんだ?なんで俺が落ちた会社の内定取れたんだ?
たぶんこれから就活が進んでいく中でもそういう人がでてきます。
自分をふくめて、そういう人たちは内定先の会社から、
「学業以外の何か」を期待されているのかもしれません。
自分の場合はそうでした。
自分には優秀な能力がある同期が束になっても勝てないものがあります。
ひとつは「気付く力」
男はだいたい鈍いです。一つに集中するのは得意かもしれませんが、全体を見ながらわずかに変化したところに気づくのはなかなか難しいようです。
例えば、女の子が前髪を数ミリ切って整えたことに合った瞬間分かるとか、
誰も目を止めないであろうところに目を止めて考察するところとか。
気づく以外にも大事なことが積み重なってこの結果を招いているが、
最終的なアクションは気づきに由来するものが多い。

ふたつめに「結びつけて考える力」
これはたくさんある情報の中から、皆の考えない選択肢を生み出せるということ。これにはまず、情報をよりたくさんインプットするのが重要ですが(情報多いほうが組み合わせの幅が広がるので)、自分ではほかの人と同等か、少し多いくらい?と思っています。
でもそのさきに出す答えが皆さんと少し違うようです。
コツさえつかんで練習し続ければ誰でもできると思うんですけどね。

ほかの同期よりも絶対に勝っていると思うのはこの2つです。
トップクラスにできることはもっとありますけど、ぜんぶ自分の習性や、
性格、ここまでの育ち方から生まれたものです。
気づく力みたいな本よくありますけどそれを読んで生まれたわけではありません。気づく力が生まれた源は、幼少期からどうしたらお父さんとお母さんは喜んでくれるのか、どうしたら怒られずに済むのかを考えていたこと。
この時よく観察する力とか人の気持ちを考える力が芽吹いたのかもしれません。
(この二つの力は上手に生きていく上で最も重要な力に入ると思ってる。)
「結びつけて考える力」も元々は好奇心がもとになっている。
うちの父はけっこう物知り。山の中で貧乏暮らしをしていて若い間は苦労してきた。その分いろんなことを知っていたし、教わった。情報(というか豆知識とかウンチク)をたくさんインプットしてくれた最初は父だった。ウンチクを自分のものにすることで、情報を自分事のように考える力が身についた。


就活するときには得られる情報を自分はどのように考えるのかというのが大事です。いままで授業で受け身姿勢でしたが、社会人はアウトプットが求められます。世の中の課題を解決する正解は一つではないので、自分がどう思うのか、という主体的な意見を持っていない人はいつまでたってもだれかの「下請け」です。下請けの人たちが長時間労働とか低賃金とか社会問題に巻き込まれていきます。「ブラック」といわれている会社もそういう構造が社内にあるんですね。

ということで、軽くまとめると、
・大企業だからと言って採用が学力全振りとは限らない
・じぶんの長所と会社に貢献できることが一致しているものは価値がある
・それを見つけるためには自己分析が大事

言いたいことがありすぎて文章にまとめるのが大変。
別のやりたいこともあるので構成とかかなり雑かもしれないが許してください。一通り書いたら公正します。
コメントに質問くれたら返します。
リクエストもあればぜひ。

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