結局「おもしろい文章」は難しすぎて無理なのか
「おもしろい文章は難しい」という声をよく目にします。プロのライターの方でも「おもしろい文章なんて、そうそう書けるものではないので、目指さなくて良い」という方も、多くいらっしゃいます。実際にぼくも、書籍でそういった内容を読んだことがあるので、一般的な意見でしょう。
しかし「それって本当に正しいのかな」って、思います。
いつから「おもしろい」って、そんなに遠くて、高尚で、難解なものになってしまったのでしょうか。ぼくは思います。
「おもしろい」って、もっと気軽に目指してよいと。
逆に言うと、そんな簡単に諦めてよいものではない、と。
あえて言いましょう。
そもそも、おもしろい文章とは、どんなものでしょうか。こんなものが必要だと思いませんか?
たしかに、これはなんだか難しそう。でも、実はそんなものがなくたって、「おもしろい文章」は書けちゃいます。それは、なぜか。
じつは「おもしろい」には、さまざまな種類があります。主なものを紹介しましょう。
種類①思わず笑ってしまうようなおもしろさ
これは、漫才やコントを見て、ゲラゲラ笑ってしまうような面白さ。これは確かに難しいと思います。ユーモアのセンスや、言葉選び、斬新な切り口など、さまざまな要素が必要になるでしょう。
種類②新たなことを知るおもしろさ
これは、興味のある知らなかったことを知れる面白さ。知らなかった内容に意外性があると、さらに面白いと思います。知りたかったことが次から次にわかると、人は「おもしろい」と感じ、文章を読むのをやめられなくなってしまいます。このようなおもしろさは、SEO記事でも狙うことは可能です。
種類③かけ離れた物事に共感するおもしろさ
自分とはまったく関係がないと思っていた事柄について、親近感が湧くと、おもしろいと感じます。インタビュー記事を読み、これまでまったく別次元の人だと思っていた人の感情に共感できたことはありませんか。そんな時にも人は「おもしろい」と感じます。
おもしろいの種類は無限大
今回紹介した3つはほんの一例です。
おもしろいとは、「funny」だけではありません。「interesting」なおもしろさなら、もっと気軽に目指せると思いませんか。極上の「interesting」を狙うには、どう書くかよりも何を書くかが大切になります。
ぼくも過去に拡散した記事は「funny」ではなく、「interesting」を追求した記事ばかりです。
文章を執筆する前の自分が、企画書の段階で誰よりも「読みたい」と思うような文章を目指しましょう。
ぼくは、それが「おもしろい文章」の基本だと思っています。
※この内容について、動画で語ってもみましたので、よかったら。
「福岡Webライティング道場」では、このような話題をおもしろく、深く追求しています。