2024年11月の古本浪漫堂 いろいろ考えて戻る

うーん、読んでたミステリは確かにラストでひっくり返ったが、正直そこまででもなかったかな。楽しかったけど。
おおぅ!となったのでまあ良かったのだ。
またこのパターンか。でもあった。

読書の話。

例えば。
昔好きだった本を、1から読み返す。というのはどうだろう。
昔好きだった本。あの頃は時間はあるけどお金はないから、安い文庫本や、遠くて気軽に行けない古本屋の均一本から選びに選んで買った本を面白くてもつまらなくても何度も読み返していた。時々とてつもなく面白い本に出合うと興奮し、鼻をふがふがさせながら読んでいたのを覚えている。あの頃の珠玉の本たちを今あらためて読み返しまくる。
10代の頃の本から現在まで戻ってくればそれだけで残りの一生は楽しくエキサイティングに過ごせそう。

とはいえ、新刊で出てくる面白そうな本も気になるし新人作家の問題作も読みたくなるだろうし、今まで読んだことない分野の本にも手を出したくなるよねきっと。それは悪いことではない。

いろいろ考えると今の、読みたいものを読む、食いたいものを食う、寝たい時に寝る、という風のヒュウガみたいな読書で良いのでは、という気になった。好きに読んで最後は爆散しよう。(ヒュウガうろ覚え)

というわけで今読んでいるのが中島らも『ガダラの豚』なのだが、これが久々のふがふが本で読んでるだけでわくわくする感じを堪能している。らもさんは昔から好きでエッセイから短編から人生相談まで乱読してたのだけどこの本は話題になり過ぎて読みだしてもいまいち乗れなくて積んでたんだよなあ。あの頃はまだその時ではなかったのかもしれない。半分くらいだけど読み終わるのがもったいない。

そんなこんなだよ。
いろいろ忙しい。
だが読む。

※ググったけど風のヒュウガなんていない?そんなセリフない?誰?誰と勘違いしてる?







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