甘いチューハイを流し込んだら、上手く酔えるのだろうか。
同じサークルに後から入ってきた彼女は、目が大きくて、背の低い、可愛らしい子だった。
よく笑って、慌てるとあたふたして困り顔を隠せないくせに、それでもいろんなことに真剣に取り組もうとする健気な姿勢が印象的だった。お節介でお人好しの俺は彼女を手助けすることが多くなり、日を追うごとに一緒にいる時間が長くなった。同い年だけれど、妹ができたような、そんな気持ちだった。
妹のような存在から、異性としての好意に変わるのに、そう時間はかからなかった。妹みたいだなんて、イヤな男の常套句だと