契約
色々と説明をうけた。日頃、聞き慣れない言葉が幾度となく右耳から左耳へ素通りし、脳ミソの聴覚野が機能しない。
契約書なるものを読み上げられ、どこか異国の言葉で話されているようで意識は遠くに行きそうで何とか意識的にグイっと繋ぎとめる。
意識と無意識の狭間を行ったり来たりしているような時間であった。
なぜ、あんなに難しい言葉で約束事をするのだろうといつも思ってしまう。そんなことを愚痴ってもしょうがないことはわかっている。
これで、小さいながらも施術するスペースを確保できた。
自分で働く環境は自分で整えなければいけないということに気づくのに20年かかった。
時間は有限です。