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『最新大別府温泉案内』

ごきげんよう。

本日は『最新大別府温泉案内』について紹介したいと思う。

【タイトル】『最新大別府温泉案内』
【著者】緒方梅歌 編
【出版者】和田成美堂
【出版年】大正10年
【サイト名】国立国会図書館デジタルコレクション
【URL】https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/963507/2
【関連資料】『泉都別府温泉案内』、『豊後温泉誌』

【資料の説明】
写真は表紙であるが、全192ページで構成されている資料である。内容は別府八湯(別府、浜脇、堀田、観海寺、鉄輪、亀川、柴石、明礬)について学術的かつ観光的視点で詳しく書かれている。例えば、「別府」という地名の由来について「風土記」などの古い史料を用いて、丁寧に記載されている。また、共同温泉や温泉旅館を地域ごとに区別して、歴史や成分が詳細に書かれており、一目で温泉の特徴や地域ごとにまとめることで地理的な要素も分かるようになっており、観光用のガイドブック的な役割も担っていたとも考えることができる。この資料が出された当時、別府は船路が開通し、観光ブームの全盛期で、全国各地から多くの観光客が訪れていたため、絵や写真を大きく載せ、文章はあまり載せない案内図や観光雑誌が多かったが、この資料は文章を軸に構成されており、写真や地図も冒頭に少ししかないというのが特徴であり、とても興味深い点である。

本日も最後までお付き合い頂き、誠にありがとう。

ごきげんよう。

さようなら。

お世話になっている方々へ
いつもお世話になっております!
全ての活動を通して、私はいろんな方々に支えられており、応援して頂いているということを実感しております!
本当にありがとうございます!
これからも、ご縁を大切にし、感謝の心を忘れずに邁進していきますので、何卒よろしくお願いいたします!

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