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アーカイブズにおける基礎知識・公文書館の活用

ごきげんよう。

アーカイブズは「記録史料」・「資料保存機関」・「記録史料を管理する館等の機能」、
公文書とは「国又は地方公共団体の機関、公務員が職務上作成又は取得した文書」とそれぞれ定義されている。
アーカイブズに関する法律として、
「公文書館法」や「公文書館等の管理に関する法律」があり、行政文書は行政機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書であり、当該行政機関の職員が組織的に用いるものとして定められていることから、レコードは共有された時点で行政文書として扱われている。
文書は現用・半現用・非現用の3つに分けられ、非現用文書を公文書館が管理しており、保存年限が経過した公文書を選別(廃棄・移管・保存)し、歴史的なもの、行政利用が考えられるもの、説明責任を果たせるもの、という基準で評価選別を行い、文書作成段階から保存年限経過後の廃棄・移管を定めた「レコードスケジュール」を作成し、公文書保存年限を1・3・5・10・30年と決め、評価選別方法として、一次選別(リスト・全量移管・原課)、二次選別、三次選別(何十年後かに見直す)、タイトル(簿冊名)選別・ミクロ(内容)選別・マクロ(業務)選別がある。この一連の流れは「公文書のライフサイクル」と呼ばれており、レコードの意見に対してアーカイブズが意見を出せるかが大事になってくると思う。
日本では捨てることが重要視されており、3%しか残せていないという問題がある。
この3%という数値は諸外国と比べてもかなり低いため、これからアーキビストとして日本のアーカイブズの未来を担っていく私たちの命題となると思う。公開・非公開文書については公文書館等に保存されている資料は「原則公開」し、非公開文書は非公開年限を定め、時の経過を考慮して個人情報なども公開されている。
歴史的公文書は公文書館等が保存している公文書で、評価選別により保存することが必要とされた公文書で、歴史資料として重要な公文書その他の文書である「歴史公文書等」、国立公文書館に移管された歴史公文書等である「特定歴史公文書等」、公文書館の役割として、歴史的価値のある公文書等を管理すること、行政の説明責任を全うするために公文書等を管理すること、行政の効率的な運用が促進されるために公文書等を管理すること、の3つの役割がある。
公文書館の活用については、大分県公文書館のように6階建ての大きな建物で約12万1千冊を所蔵しているが、1日の利用者数平均が2人ととても少ないため、「利用者が少ないのにお金をかけて公文書館を建てる必要があったのか」といった声も多い。
だからこそ、アーカイブズを学んでいる私たちが積極的に利用して、公文書館の存在価値を世の中に示す必要があるのではないか、と考える。例えば、公文書館を活用方法として、神社・寺院を調べる場合、歴史的事項を調べる場合、最近の身近な出来事を調べる場合、の3つがある。
その中で私たちは歴史的事項を調べることが多い。そこで図書館ばかりを利用するのではなく、公文書館で古文書を中心とした生の史料に触れていくことで、アーカイブズの価値に気付けるのではないか、と私は思う。そして、アーカイブズの価値に気付く人が増えれば、自然と公文書館を利用する人も増えていくと思う。

本日も最後までお付き合い頂き、誠にありがとう。

ごきげんよう。

さようなら。

お世話になっている方々へ
いつもお世話になっております!
全ての活動を通して、私はいろんな方々に支えられており、応援して頂いているということを実感しております!
本当にありがとうございます!
これからも、ご縁を大切にし、感謝の心を忘れずに邁進していきますので、何卒よろしくお願いいたします!                    

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