[すこし散文詩的なものを] 0001 円月談
頭の中でたまーに構成する言葉とコトバ。
その組み合わせは、案外おもしろいとボクは思う。誰に向けるでもなく、自分の中にあるスクラップをつなげてリユース。
だから、詩というには儚くて、乱文ほどどうでもよくない。
だから「コトバでシニカルドライブ」という名称のマガジンを立ち上げて、ここにそんな散文詩を少しずつアップしていこうかなと思います(自己紹介もまだちゃんと書けてないのに……)
円月談
僕のみる世界は、光を切りとったような世界。
目で見て、そしてそれをまた見る。ループのような一方通行。あらかじめ用意してある、そんな世界の中に映し出された、心のない水面。
月の裏側から、君に便りを出してみた。
便りは届いただろうか。でも、届くことが大切なんじゃない。僕が便りを出したことは、動き出したレシプロの一部なんだ。
それを君は知っているかな。いや知らないだろう。そして、僕は車に乗って、皮肉を込めて走り出す。 見えない先にあらがうように。