大きな戦いの始まり!マンガ「逃げ上手の若君」9巻
8巻までが準備期間で、9巻から大きな戦いがはじまりました。
戦う理由、戦う仲間、そして、勝算の作り方、、、
どれも納得感があって、大きな戦いに期待してしまいます。
9巻では最初の強敵に出合う巻で、すでに盛り上がりがありますね。
感想を綴ります。
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敵役の圧倒的魅力
鎌倉時代が終わって、室町時代がはじまろうとしている時代です。
戦いといえば、鎧を着て、刀を振り回し、弓矢も使います。
そのチャンバラが見てて飽きません。
なぜなら、敵方にも圧倒的な魅力があるからです。
「戦い方」「強くなれる理由」「人柄・個性」がわかりやすく、キャラが立っています。個性にツッコミを入れたくなる人ばかりです。個性が戦い方のもとになっていて、刀を振るうだけではなく、人間ドラマが散らばっています。
例えば、今回登場した強敵「渋川義季」も強烈なキャラです。
相手を褒める心意気もある一方で、「正々堂々と一騎打ち」を好みます。
ただ、1対2など卑怯な戦い方には激高し、怒りを強さに変換します。戦場で、強くなっていくのは少年マンガの醍醐味ですが、「渋川義季」は「敵」です。敵にも魅力がありますね。
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主人公・北条時行の味方に、魅力的なキャラがいないということではありません。めちゃいます。今敵に圧倒されているので、ここからさらに強さが引き出されていくでしょう!楽しみです。
今日はここまでです。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。