おススメ漫画!「学問の神様菅原道真の学生時代の話」
最近、ジャンプを読まなくなったことに気づきました。
毎日勉強漬けで、曜日の感覚がわからなくなった受験生の時には、月曜日発売の「ジャンプ」で、曜日感覚を調整していたのに、、、。
だからだろうか、マンガを読みたくなりました。その結果、素晴らしいマンガに出会ったので、今回は2つのポイントから、紹介します!
私が好きな作品の特徴はこの2つです。
①世界観が独特なもの
②話のテンポがよく、サクサク読めるもの
『応天の門』 灰原 薬 (著)
あらすじ
平安時代の京で起こる様々な怪事件を主人公・菅原道真と在原業平が解決していく時代サスペンス。
おすすめの理由
主人公が若干、ひねくれているところが好きです。主人公は学生の身分で、達観していて内向的な性格で、一人で本を読むことを好みます。友人や在原業平のごたごたに、(素直ではないので)めんどくさそうに巻き込まれます。そして、主人公は怪事件を理論的に捉え、博覧強記で解決していくのですが、巻を重ねるごとに、自己中心的な考えに変化が現れます。この変化がみていて、気持ちがいいです。
おすすめポイント①「世界観が独特なもの」
時代考証がすばらしいです。平安時代の着るもの、食べ物、住むことろなどの生活様式や政治機構や制度なども造詣が深いです。藤原良房や藤原基経、伴善男なども登場し、当時の政治が垣間見れます。高校で日本史を勉強した人は(記憶が残っていれば)聞いたことがある人も多いと思います。
おすすめポイント②「話のテンポがよく、サクサク読めるもの」
「問題の発生→解決」のサイクルが早いです。1巻で2~3回転くらいしているイメージです。そして、主人公が圧倒的な知識で問題を解決していくのですが、説明にキレがあります。例えば、3巻で井戸を掘るために、隋代の農書の知識を使って水脈をあてるシーンがあります。このような解決の仕方も平安時代の知識を用いるところがすごいです。
歴史物ということで敬遠してしまう人もいるかもしてません。しかし、一風変わったサスペンス物と捉えてはいかがでしょうか。主人公はまだ学生です。知的な言い方の陰には、大人に振り回される学生の強がりも感じられます。主人公がどう成長するのか、題名の意味とは何かを考えると、ワクワクがとまりません!
以上、おススメマンガでした。
最後まで読んでいただいた方ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?