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底辺ミュージシャンが選ぶ!俺的! #邦ロック #J-POP コレがバズって!2021【前編】

<前置き>

新年あけましておめでとうございます。音楽大好き底辺ミュージシャンのヨシダです。昨年、意気揚々と「横浜音楽新聞」を旗揚げしておいて、中々活動を波に乗せられなかった横浜音楽新聞ですが、今年はnoteに活動拠点を移し、マイペースに更新をしていこうと思っています。

新年一発目の企画は、バズリズムの例の企画「コレがバズるぞ2021」の丸パクリです。

しかし、僕自身が底辺ミュージシャンとして活動している身でもあります。底辺ミュージシャンである僕が、上から目線で人様の音楽を述べるなど、恐れ多くてできやしません。

そんな意味合いも込めて「バズるぞ!」というような上から目線ではなく、「バズって!」という、ある種の「願い」を企画名にしました。その名も、「底辺ミュージシャンが選ぶ!『俺的コレがバズって!2021』」です。


<選出方法・ルール>

・僕が「バズって欲しいアーティスト」を思いついた順に10組書く(先着順で10組選びました)
・順位はつけない(平和にいこうぜ)
・貼り付ける動画は1アーティストにつき1つまで(めっちゃ迷う)
・上から目線で偉そうに語らない(僕は底辺ミュージシャンだから、下から目線です)

さあ、前置きはこの辺にして、どんどんいきましょう。


<その1 小林私>


最初に頭に浮かんだのは、男性シンガーソングライター「小林私」

「中性的かつ中世的なルックス」から繰り出されるダミ声のボーカルが渋い。中世的なルックスっていうのは、ベルサイユのばらみたいな、そんなイメージよ。知らんけど。

音源はこんだけクールだが、個人チャンネルでは、生活感ありまくりの部屋で、画質の悪いウェブカメラで、オタク丸出しの生配信をしている。配信の小林私の雰囲気は、さながら全盛期のニコ生主だ。小林私自身も、有名配信者「加藤純一」のリスナー(衛門)であることを明かしており、そこから一気にインターネットジャンキー達の心を掴んだ。小林私は「こちら側」の人間なのである。

僕は最初、小林私の顔面偏差値の高さに嫉妬を覚え、「イケメンはいいよな!俺だってイケメンだったら売れてたわ!ファック!」とやさぐれていた。それもつかの間、生配信での人間臭さと、音源のクールさに、一気に心を掴まれてしまった。


<その2 バウンダリー>

大阪出身三人組ロックバンド。バウンダリー

とにかくカッコイイ。もうね、この手のロックバンドは黙って聞け!こんな記事読むな!(嘘です、読んでください)

この曲のサビ「あの言葉ァ~~~~」の歌い上げるメロディーが絶妙。

ガールズバンドって本当に激戦で、その中で個性を出していくのは至難の業。バウンダリーはその中でもド直球ストレートを投げてくるバンド。

小細工一切無し。全てのスペックが堅実に高い。

このバンドディスれる人、居ないと思うんだよな。こんな完璧なバンド、逆にどこディスるんですか?

でも、アンチがつきにくいバンドこそ、なかなか売れない、という側面もある。バウンダリーがデカいライブハウスでライブをやる未来を、僕は信じたい。

余談ですが、俺みたいなチキンボーイは、多分彼女たちに口喧嘩で大差で負けるね。でも絶対良い人だと思うよ。知らんけど。


<その3 Cody・Lee(李)>

最新曲「我愛你」が78万回再生を記録しているCody・Lee(李)。もはやすでに鬼バズっているバンドだけど、僕はあえてこの曲「 I'm sweet on you (BABY I LOVE YOU )」を推す。男女ボーカルの絡みが、旨味の最高峰。僕も男女混合ボーカルでライブをすることが多くなったので、勝手にそのハーモニーについて研究をさせて頂いている。

このバンド、影響を受けた先輩バンドを限りなくオープンにしている。例えば「銀杏BOYZ」「フジファブリック」「くるり」とか。

Cody・Lee(李)が影響を受けたというこの三バンドを、セットで聴いている人、この記事の読者の中にも多いのでは?まさに、僕がその例である。三バンドとも細かい性格はバラバラだけど、なんか定期的に三つとも聴きたくなる周期、あるよね?あるよね?

Cody・Lee(李)は、沢山のバンドに影響を受けているからこそ、アルバムの曲のジャンルは本当にバラバラ。バラードも、ダンスロックも、パンクロックも、ある。でも、不思議な事に、全部通しで聴きたくなる。

これはまさに、「邦ロック好きは銀杏フジファブくるり全部セットで聴きがち」の理論をバンドに体現したような感覚。

あと、ギターの音が最近のバンドの中でピカイチにカッコイイです。

こんなバンドを、僕もやりたいよ。


<その4 南無阿部陀仏>

この動画、100万回再生突破。もはやこのバンドも既にバズっているけれども。

2021年現在、メンバーは現役高校生。ふざけんな。おい。若すぎるだろ。2021年現在、21歳である僕の細胞すべてが、このバンドに全力で嫉妬している。

僕の高校生の頃の夢を具現化したようなバンド。

ここまでの密度の濃い青春パンクを青春時代ど真ん中で鳴らせる人生、羨ましすぎるよ。MVなんて、これもうね、僕が毎日やるせない高校時代に夢で描いていた景色だよ。ふざけんな。でも、MVで擬似体験できた気がする。ありがとうな。南無阿部陀仏。

おそらく「ブルーハーツ・ハイロウズ・クロマニヨンズ」からの影響を受けていることは想像に容易いけども、「本気でやってる高校生バンド、ブルハの影響を受けがち」という独自の偏見がある中で、他の高校生バンドをはるかに凌ぐ、頭百個分ぐらい突き抜けた曲のクオリティ。本当に凄まじい。

高校生がノリで決めた感のデカいバンド名「南無阿部陀仏」も、近所の軽音バンドのような親近感があってとても好きです。10年後もこの名前でやってんのかな。仮に阿部さん脱退したら名前変わるんかな。


<その5 西片梨帆>

いつの時代も激戦の女性シンガーソングライター。その中で、今年、僕は「西片梨帆」さんを推したい。

この曲の題材はとても普遍的。「売れないバンドマンのあなたが大好きだったよ、ロックなんて分からないけど、あなたの歌なら歌えるよ」という曲。

あ~、歌われてぇ~。俺もこんな曲歌われてぇ~。

今まで何人のシンガーソングライターが、地下のライブハウスでこんな歌を歌ってきただろう。サビも「ダーリン・マイ・ベイベー」というフレーズが繰り返し用いられているけれど、その言葉自体に真新しさは無い。

でも、普遍的な曲にこそ、そのアーティストの魅力がにじみ出るものだと思う。

「令和の女性シンガーソングライター」といえば、やはり「あいみょん」だろう。あいみょんが鳴らしているのも、同じく普遍的なJ-POPである。かつて、「死ねぇぇぇぇ」と歌っていたあいみょんは、徐々に浜田省吾・スピッツ直流の、普遍的なJ-POPを鳴らすようになった。しかし、あいみょんの魅力は衰えるどころか、磨きに磨きがかかっている。

日本の音楽の様式美の中で、最大限に輝けるシンガーソングライターは、マジでカッコイイ。

J-POP直球のギターアレンジ。ドラムは聴き慣れたビートを鳴らす。

このJ-POPの様式美から、西片さんの歌声が個性になって、懐かしいような、普遍的であるような、「寂しい、やるせない」が、僕らの心に共鳴する。


<前編 終わり>

かなりの熱量で五組分のレコメンドを書き終えました。

やばい。大学のレポートそっちのけでこっちを書いていたら、3000字を越えてしまい、ここいらでストップするべきだなと、思いました。

後編に続きます。いや、後編に続けます。

僕の音楽への愛は、今年も止まらないからなぁ!!!

それでは。


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