トレーナーなるきっかけ。どん底から見た未来...

こんばんは！ケンティです！

自己紹介の記事で書ききれなかった"トレーナーになるきっかけ"について語りたいと思います。

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■サッカー選手を目指した学生時代。

学生時代は、ずっとサッカー選手を目指してサッカー漬けの毎日を送っていました。
大学生で少しずつプロチームの練習にも呼ばれるようになり、たくさんの刺激をもらいながら夢の階段を駆け上がっていました！
ここで活躍すればチャンスがあるかもしれない！
日々情熱を注ぎ、より一層サッカーと向き合っていた時期でした。

■悲劇は突然に。

しかし、大学3年生の夏に突然悲劇が襲ってきました。それは試合中の接触プレーで起きた大怪我でした。ホイッスルが鳴り響くとともに、全身に感じたことのない激痛が膝に走り、立ち上がれない状況に...
何度立ちあがろうとしても全く力が入らなかったのです。すぐに担架で運び出されグランドの外へ。
あまりの痛みにグランドの芝を力強く引っ張ったのを今でも鮮明に覚えています。その後すぐに救急で病院へ搬送されました。
大怪我により選手生命を絶たれてしまい、目標であったプロサッカー選手を諦めなければいけない状況に... 。
当時、サッカーしかやってこなかった人生を送っていたこともあり、自分の最大の武器であるサッカーを失い、自己嫌悪と自信喪失に陥りました。自分に対しての怒りや悔しさ、どこにもぶつけられない感情と日々葛藤していました。
「俺にはもう何もない..」と、人生で初めて先が見えないことへの恐怖や絶望を味わうことになりました。

■地獄のリハビリ生活がスタート。

膝の怪我のため、股関節から足首までガチガチに巻かれたギブスと松葉杖での生活の始まり。
まだ怪我をしてしまった自分を受け入れられずに、毎日自分を責めて、全てのことに対してネガティブになっていました。
練習場に行けば仲間たちがサッカーしている風景が目に映り、出来ない自分への悔しさを態度に出してしまった日もありました。
何もしていないのに涙が止まらない夜も.. とにかく悔しかった。全て投げ出したかった。
焦りからリハビリでも無理をして、また痛みが再発... そして、また自分を責める日々。
まさに最悪のループ...。

『もう何もできない。無理だ..』
自分に嫌気が差して、無気力になっていました。
僕は、自分が大嫌いになっていました。

■筋トレと恩師との出会い。

そんなある日、人生の価値を見い出せずにいた自分を救ってくれるものに出会うきっかけが訪れます。

それが、筋トレでした！

『焦るな！出来ないものは出来ない！お前が今できることは何だ！？』
当時、チームのフィジカルコーチをしていた恩師から言われた一言。
まさにアニメ・ワンピースのようなワンシーン！！

でも、左足はギブスで動かせない。松葉杖がなければ立てない。どうしたら...

『上半身は自由に動かせるはずだ！』

その言葉で、一気に突き動かされました！
『そうか！何も出来ない訳じゃない。出来ないと決めつけていたのは自分だ』って。
その日から、必死にトレーニングに打ち込みました！
毎日毎日...松葉杖で動かない足を引きづりながら、誰よりも小さいダンベルを握り締めて..

今の自分を変えたい。
いや、本当は今の現実から逃げたい。
始めた頃は、ただそれだけだったかもしれない。
筋肉をつけたい！カッコよくなりたい！そんなこと1ミリも思わなかった。自分を忘れて何か打ち込めるものが欲しかっただけ..
それでも、ここで変われなければ俺の人生何もない！だから『自分を変える！』と強く胸に誓った瞬間でもあった。

■新しい自分との出会いと決意。

時が経ち、周りから驚かれるほど身体を変えることが出来ました！！
先も見えず、ただひたすら自分と向き合う日々の中で、気持ちが前向きになり自分に自信が持てるようになりました！
気づけば、もっとカッコいい自分になりたい！筋肉をつけたい！そんな思いで溢れていました。
そして、大嫌いだったあの頃の自分も、いつの間にか大好きな自分に変わっていました！！

そう。僕は最高の身体だけでなく、最高の心（マインド）も手に入れることが出来たのです！

その頃から、チームメイトや友人からトレーニング教えてほしいと言われるようになり、トレーニングを教える機会も増えてきました。
やっていくうちに、自分の経験や知識を人に教えて、一緒に目標へ向かって頑張ることへの楽しさや、やりがいを感じていました。
教えていたチームメイトから、『身体変わってきた！このトレーニングすごい！』と言ってもらえた日は、とても嬉しかったのを覚えています。
僕にとって、自分だけでなく、指導しながら一緒に頑張る時間が最高に幸せだということに気づけた瞬間でした！

その頃から、『これを仕事にしたい！』と考えるようになり、本格的にパーソナルトレーナーになろうと決意します！！

今では、この怪我があったからこそ、大好きな自分に出会うことが出来たと胸を張って言えます！最悪なことが起きたとしても、自分の気持ち次第で、それをポジティブなことに変換できるということを身をもって感じることが出来ました！
怪我をして出来た経験全てに感謝しています。

そして、この経験から、
僕と同じようにトレーニングを通して、一人でも多くの人の気持ちが前向きになり、自分に自信を持ち、そして“自分のことが好きな自分”に出会えるようにサポートしていきたいと強く思うようになりました！！

これがパーソナルトレーナーになると決めた理由とそれまでの経緯になります。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

長文になりましたが、当時の感情や背景を思い出しながら書いてみました。
初心を忘れずに、これからも頑張っていきます♪