すぐに結果が欲しい
成果が出るには時間がかかる
努力しても結果がすぐに得られないものって多いですよね。
筋トレを始めても、次の日にマッチョになっている訳ではないし
語学を始めても、次の日にその言語を巧みに操れる訳でもないし
貯蓄を始めても、次の日にお金持ちになっている訳でもないし
ダイエットを始めても、次の日にスリムになっている訳でもない。
ほんと、色々なことに当てはまりますよね。
そして結果が現れる前にやめたくなってしまう・・・
多くのことは結果が出るまで時間がかかるんですよね。
結果がすぐに欲しい
でも、それと反比例するかのように、「結果がすぐに欲しい!」と感じてしまう。
特に、現代は結果をすぐに求める人が多いように思います。
と言うより、そういう体質にさせられているようにも感じます。
理由の一つとして、スマホの普及による影響が多いのかなと思います。
SNSを開けば、常に新しい投稿がある
LINEを開けば、メッセージが来ている
調べたいものは一瞬でGoogleが教えてくれる
そんな世の中で生きていると、結果を待つということが苦痛になるのかもしれません。
もちろん、スマホがない時代にだって待つことが苦痛だったのかなとは思います。
それでも待つしかなかったので、待ったのかな〜と思います。
それが今は、待たなくてもすぐ結果が得られるもので溢れかえっています。
すぐに報酬が得られるものがそばにあるのだから、恐らく無意識でしょうが手を伸ばしてしまい、結果が出るまで時間のかかるものはいつの間にかやめてしまうのだと思います。
これはなにも、すべての元凶はスマホにある、というわけではなさそうです。
気を逸らしたい生き物
何か目の前のことが苦痛になってくると、気を逸らすものを求めてしまうというのは人間の性質だそうです。
このことは以前も紹介した Four Thousand Weeks という本に書いてありました。
やらなければいけない仕事だったり、勉強だったり
それに集中するのは大変です。
すぐに結果や反応が返ってくると続けられますが、多くのものはそうなっていません。
そのため、すぐに何かしらの「反応」をくれるネットやSNSに手を伸ばしたくなってしまうそうです。
語学ではどうするか
語学においても結果がすぐに欲しいという思う人は多いと思います。
何を隠そう、僕もその一人です。
ですが語学には時間がかかります。
Alexander Arguelles さんという僕が尊敬してやまないポリグロットの方がいます。
彼が動画で言っていたことにすごく共感しました。
それは「料理をオーブンに入れてから焼き上がるのに時間がかかるように、語学にも時間がかかる」というものでした。
ほんと、その通りですよね。
それに、急いで覚えたことは早く忘れるということを自分の経験から感じています。
特に、語学試験のために1〜2ヶ月の短期間で勉強したものは級を合格したものの、そのあと勉強を怠ったため、実力が下がっていってしまうというのはよく経験しています。
僕のフランス語はその良い例です…
結局、語学に必要なのは時間であるという結論に僕は至っています。
時間がかかるものだからこそ、結果ではなく、プロセスを楽しめることが語学のカギだと思います。
noteではそのプロセスを楽しめるヒントを書いていけたらなあとぼんやり思っています。
余談
ちなみに僕は最近ラテン語をはじめました。
いや〜楽しいです。
まだ名詞の格変化の段階ですが、それだけでも楽しめています。
格変化とか活用を覚えるのって嫌いな人は嫌いだと思うんですけど、僕は好きなんですよねえ。
これからラテン語に関する記事が増えるかもしれません。
おしまい