読書メモ20年30

概要

(題):武器としての会計思考力 会社の数字をどのように戦略に活用するか?
(著):矢部 謙介

おすすめ度

★★☆☆☆

サマリ

決算書の読み方を基礎として学ぶにはちょうどよい本。特にBSの比例縮尺図は、頭に残りやすく視覚的に良きなので今後も活用していきたい。一般的なROA、ROI、ROIC、CCC、EVA等も説明、一部視覚的に示されている

抜粋

■ 比例縮尺図
金額と比例した面積を各科目に割り当てて、財務諸表を視覚的に理解できるよう工夫した図
オンライン上に載っていなかったので実際の図はなし
趣旨として、少し似ていたので参考に
https://www.funda.jp/accounting/0101


■ 財務視点で大事な観点
安全性
・倒産の可能性はありそうか?
・負債に対する支払い能力に問題はないか?
効率性
・効率的な経営ができているか?
・投入した経営資源が有効に活用されているか?
収益性
・十分な経営成果(=利益)を上げることができているか?
成長性
・高い成長力を持っているか?
・今後に向けた成長余力はありそうか?

■ 例
・流動比率の数値が高いほど安全性が高い
・固定比率と固定長期適合率の数値は低いほど安全性が高い
・自己資本比率の数値が高いほど、その会社の安全性は高い
・売上債権回転期間や棚卸資産回転期間は短いほど効率性が高い
・棚卸資産回転期間は欠品が生じない程度に短いほうがよい
・ROAはその会社が使っている総資産を、ROEは純資産を、いかに有効活用して利益を生み出しているのかを表す指標
・ROAは総資産回転率と売上高利益率の掛け算に、ROEは総資産回転率、売上高当期純利益率および財務レバレッジの掛け算に分解することができる

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