Kent Ueno
概要(題):Beyond MaaS 日本から始まる新モビリティ革命 ―移動と都市の未来― (著):日高洋祐, 牧村和彦, 井上岳一, 井上佳三 おすすめ度★★☆☆☆ サマリ日本版Maasについて、プレイヤーの先行事例、見えてきた課題、持続可能なエコシステムの3つの視点、交通・自動車業界へのインパクト、その他産業におけるビジネスモデルを解説。具体内容が多く、事業立案時に参考文献として活用するのが良い利用方法 抜粋日本は、公共交通が民間で運営されている比率が海外と比べて高く
概要 (題):信頼の原則――最高の組織をつくる10のルール (著):ジョエル・ピーターソン, デイビッド・A・カプラン おすすめ度★★☆☆☆ サマリジェットブルー航空会長、スタンフォード大学経営大学院顧問教授のジョエル・ピーターソンさん著者。改めて、信頼関係という抽象度の高いお題目に対して信頼というものが何で、どのような構築の仕方があるのか理解を深めるのに役立つ本 抜粋 信頼の本質とはなにか ◆ 人格・能力・権限が信頼を築く ◆ 信頼には種類がある ◆ リーダーが信
概要 (題):THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法 (著):ダニエル・コイル おすすめ度★★☆☆☆ サマリチーム力を醸成する文化は、「安全な環境」「弱さの開示」「共通の目標」の3つに集約される。なぜこの3つなのかを定量・定性的なエビデンスに基づいて詳細に考察する。日々意識していないような小さな行動の積み重ねに本質はあると説く。 抜粋楠木さん監訳 「小さな私」の文化から「大きな私」の文化への移行。つまり、謙虚と協調を良しとする文化は、自己顕示を良しとす
概要(題):ビジネススクールで教えている会計思考77の常識 (著):西山 茂 おすすめ度★★★☆☆ サマリデュポンの式を中心で、会計において重要になる視点を教えてくれる本 デュポンの式とは、ROE(当期純利益/株主資本)= 売上高利益率×資産回転率×財務レバレッジ と分解して企業の特徴を見ること 抜粋 ■ 77つの内、為になった常識を一覧化 常識4:財務レバレッジを使ったROE上昇の死角・・・売上高当期純利益と資産回転率を上げてROEを上げるほうがよい、ソフトバンクグル
概要 (題):武器としての会計思考力 会社の数字をどのように戦略に活用するか? (著):矢部 謙介 おすすめ度★★☆☆☆ サマリ決算書の読み方を基礎として学ぶにはちょうどよい本。特にBSの比例縮尺図は、頭に残りやすく視覚的に良きなので今後も活用していきたい。一般的なROA、ROI、ROIC、CCC、EVA等も説明、一部視覚的に示されている 抜粋 ■ 比例縮尺図 金額と比例した面積を各科目に割り当てて、財務諸表を視覚的に理解できるよう工夫した図 オンライン上に載っていな
概要(題):ファイナンス思考――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論 (著):朝倉 祐介 おすすめ度★★★☆☆ サマリ目先の売上、利益を最大化するPL脳に陥らず、価値・長期・未来志向であるファイナンス思考を身につける、その必要性と考え方のエッセンスをまとめた本。陥りやすい難所を自身の事業に当てはめ、また成功している企業のエッセンスを吸収することで事業開発の能力を引き上げる助けになる 抜粋 PL脳の行動パターン ① 黒字事業の売却をためらう ② 時間的価値を加味しない ③ 資
概要(題):成人発達理論による能力の成長 ダイナミックスキル理論の実践的活用法 (著):加藤洋平 おすすめ度★★★☆☆ サマリカート・フィッシャーの「ダイナミックスキル理論」をベースとしながらも、理論をどう実践に結びつけるかという観点について説明した本 多くの人が求める「成長」を様々な要素に分解し体系立ててくれ、具体的にどう成長を実現していくのかまで言及してくれている 抜粋知性発達科学とは、私達が持っている様々な知性や能力が、どのようなメカニズムで成長し、どのようなプロ
概要 (題):21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考 (著):ユヴァル・ノア・ハラリ, 柴田 裕之 おすすめ度★★★★☆ サマリサピエンス全史、ホモ・デウスに続く人類の「現在」を主題とした本。ホモ・サピエンスが大きく進化した理由は「虚構」、つまりストーリーを作り出すことである。それを念頭に、テクノロジー・政治・戦争/テロ・スキル・教育など様々な観点から現在を考察、何が今の人類に必要かを問う。前作と比較して次アクションを設定することを目的にした本に思え、読
概要(題):知略の本質 戦史に学ぶ逆転と勝利 (著):野中郁次郎, 戸部良一, 河野仁, 麻田雅文 おすすめ度 ★★☆☆☆ サマリ日本の戦争を題材にした「失敗の本質」シリーズの最終巻 4つの戦争独ソ戦・英独戦・インドシナ戦・米イラク戦が扱われている 当初は劣勢だったのが逆転して最後は勝利を収めたこのプロセスにフォーカス。「機動戦と消耗戦」といった二項を対立する概念ととらえず、相互に影響しあうものすなわち「二項動態」ととらえ、その中で最適なコントロールをしつつ事態を進めて
概要 (題):ベゾス・レター:アマゾンに学ぶ14ヵ条の成長原則 (著):スティーブ・アンダーソン, カレン・アンダーソン (翻訳):加藤 今日子 おすすめ度★★☆☆☆ サマリ1997年から株主に宛に毎年公表されるレター全21年分を徹底分析された本 ベゾスがファイナンス思考の持ち主であることが分かる。14ヵ条の成功法則の中でも特にリスクへの考え方が学べると感じた 抜粋 大きな可能性を秘めているアイデアでも最初は小さく賭ける。そして、その成功を確認すると、さらに大きく賭ける
概要(題):amazonの絶対思考 (著):星 健一 おすすめ度 ★☆☆☆☆ サマリ「普通の水準を作り変える」「amazonはいつか潰れるから毎日1日目だと思え」等水準の高さ、その統一がamazonという会社全体の底上げ、様々なサービスを独立させ成功している秘訣だと感じる。本自体は、経験談や事実を述べているものなので、深い考察があるわけではないが事実から要素をピックアップする事が出来る 抜粋アマゾンジャパンの2018年のマーケットプレイス流通総額は9000億円を超え
概要 (題):アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る (著):藤井 保文, 尾原 和啓 おすすめ度★★★☆☆ サマリデジタルトランスフォーメーションとは、デジタルテクノロジーを活用し、顧客志向でサプライチェーンをビルドアップ、変革させることにある。中国等ではオンライン比率が上がっている、ECが流行っているという状況ではなく、その結果データが溜まり、サービス品質自体が格段に変わっている。日本もこの事実をしっかり咀嚼し、ビジネス開発の根底思想から問い直す必要がありそ
概要(題):都市5.0 アーバン・デジタルトランスフォーメーションが日本を再興する (著):東京都市大学 総合研究所 未来都市研究機構 (著):葉村 真樹 おすすめ度★★★★☆ サマリ都市のDXを、歴史のメディア進化に沿って説明。都市は人間拡張の最終形態と定義し、ユーザー中心設計で作り直す必要があると説く。後半は、各専門家が具体的な事例を説明 withコロナの社会の話で、都市化と開疎化の話(*)がバズっていたので、その内容とこの本を読みながら新しい都市の形を考えさせられ
概要(題):遅いインターネット (著):宇野 常寛 おすすめ度★★★☆☆ サマリタイトルにあるように、遅いインターネットという新しい価値を届けるメディアを作っている。なぜその必要性があったのかを語ってくれている 遅いインターネットとは、予め期待している結論を述べてくれる情報をサプリメントのように消費するインターネットではなく、「考えさせる」を目的とするメディアであり、速すぎる情報の消費速度に抗って、少し立ち止まり、ゆっくり咀嚼して消化できるインターネットの使い方を提案する
概要 (題):HOW FINANCE WORKS ハーバード・ビジネス・スクール ファイナンス講座 (著):ミヒル・A・デサイ (翻):斎藤 聖美 おすすめ度★★★☆☆ サマリファイナンス用語を暗記するのではなく、理解を深めることを目的とした本 利益、キャッシュフローから企業経営の実態に触れる章は分かりやすかったが、DCF法等の価値を決める章は、専門用語を砕ききれていない印象 その時点だけでなく、時間軸を伸ばした議論が必要なので、表を使って丁寧に理解していく手法は前半特
概要 (題):みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」 (著):日経コンピュータ, 山端 宏実, 岡部 一詩, 中田 敦, 大和田 尚孝, 谷島 宣之 おすすめ度 ★★★★☆ サマリ みずほ銀行の勘定系システム「MINORI」を立ち上げるまでの軌跡と具体的な内容、2度起こしたシステム障害の中身が描かれた本。システム統合の難しさ、大手企業のスピードと意思決定の大事さ、ソフトは稼働開始してから陳腐化するという意味の重さを感じられる本