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トルコの台所・イズミルを歩いて

トルコに着いて向かったのはイズミル(Izmir)です。ギリシャに面した港町・チェシュメからバスで1時間。そこには熱気のこもった街がありました。

滞在していたジョージアのトビリシからイスタンブールに向かい、イスタンブールからバルカン半島の南部をぐるっと一周してきました。

1ヶ月間の旅は、移動ばかりでハードではあったものの、毎日が刺激的で楽しいものでした。

そのため、旅が終わることと現実に向き合わなければならないことのギャップを徐々に感じてきて、苦しい気持ちも持つようになってきました。

今回は、そんな気持ちも抱えながらの滞在となったイズミルの街について書いてみます。

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ギリシャからエーゲ海を渡ってトルコに入国し、目指したのはイズミルです。

イズミル湾に面した街はイスタンブール、アンカラに次ぐ、トルコ第三の都市です。

この街について事前に知っていたことは、ご飯が安くて活気がある、ということ。

それは、実際に着いた瞬間に納得できるものがありました。

人が多く、車が多く、お店がたくさん並び、賑やかな雰囲気。

トルコの台所、なんて異名もあるくらいの賑やかさは、さながら大阪の雰囲気でした。粉もん食べたい!

宿は市内南部のエリアでした。高台に位置しており、イズミル湾が一望できます。とても眺めが良く、開放的な気分でした。

アサンソルから見たイズミル

この街は大きく二つのエリアに分かれており、どちらのエリアも歩いてみます。

北側のアルサンザク(Alsancak)はおしゃれで洗練された街並み。日本やヨーロッパにありそうな雰囲気のカフェがあったり、裏路地もお店がたくさんあったり、楽しい雰囲気がありました。

アルサンザクの街並み

対して南側のコナック(Konak)はクセの強い感じ。市場は狭い路地になっており、すぐに迷子になってしまいます。ここでは、接客もすごく、いろんな人から話しかけられました。まさに活気あるトルコのイメージそのままの街でした。

特にコナックは、とにかく人が多く、またチャイやコーヒー、ケバブを勧めてくる店員も多く、まさに「台所」の雰囲気がありました。

コナックの市場街

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ギリシャにいた頃から食欲旺盛な期間が続いており、イズミルでもそれは健在でした。

ギリシャではギロスやスブラキといったケバブをギリシャ風にした料理を何度も食べていましたが、イズミルでは本家本場のドネルケバブをたくさん食べました。

値段は20リラ(145円)から60リラ(580円)程度。手軽に食べれるし、とても安いので何個でも食べれてしまいます。

ケバブ。ちょっとわかりづらい

ギロスは豚肉でしたが、トルコはイスラム教国であることから肉はもっぱら牛肉か鶏肉。

トルコは豚肉を食べれないことから、ギリシャでは敢えて豚肉を多めに食べていましたが、そもそも僕は牛肉の方が好きなため、豚肉がないことに対しては全く気になりませんでした。

ケバブ以外にもミートパイや魚のフライを挟んだものなど、いろんな種類の料理を食べました。どれも美味しく、食べる手が止まりません。

魚のフライを挟んだやつ。めっちゃ美味い

世界三大料理として知られるものの、トルコ料理はケバブとキョフテとアイスしか知らなかったため、本場でトルコ料理の実態を知れて嬉しく思います。

たくさん食べても一日1000円を少し越えるか越えないかくらい。

ストリートフードの値段の安さには改めて驚くとともに、ついつい食べ過ぎてしまっている自分もいます。

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時計台やモスク、アゴラなど、一応見所はあるものの、全体的に観光地としての側面は小さい街です。

しかし、この熱気や活気、そして高台から見た素晴らしい景色。これらだけで十分イズミルを満喫できた気分になります。

たった3泊しか滞在できなく、短かったと感じる部分も多くあります。もし、またいつか訪れる時はもっと長い期間ゆっくり過ごしてみたいなとも思いました。

そんなイズミルの街。今後のこともいろいろと考えました。

転職活動はやってみないとどうなるかわからない。だから、まずは手を動かして、なるようになっていこうと思います。

さて、イズミルを離れて、次はこの旅最後の目的地であるあの大都市に戻ります。

まだまだ旅は続きます。




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それでは、また明日お会いしましょう!

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