旅の終わりは新たな始まり
時刻は深夜3時。
深夜の空港には旅を終えて疲れ切った顔の人たちがいた。長いフライトを終え、みんなこれから家に帰るのだろう。僕もそのうちの一人だった。
外に出ると一瞬で目が覚める冷たい空気。もう冬だったんだ。当たり前のことに気付かされる。
人混みをかき分けてタクシーに乗り込み、夜の街を駆け抜ける。クリスマスシーズンは街中でイルミネーションが輝く。
人がいない深夜でもそれらは煌々と輝いている。
夜中に街を駆け抜ける贅沢。
長い旅を終えた。
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2週間に及ぶヨーロッパへの旅を終えて、今拠点としているジョージアへ戻ってきました。
フランスとドイツの2ヶ国へ行ってきました。メインの目的は観光でしたが、いろんなことを知りたいという欲求を満たすためでもありました。
フランスは2回目の訪問でした。
大学3年生の頃、大学の授業の一環でヨーロッパを縦断しことがあります。その時にパリとストラスブールを訪れました。
あの頃は飛行機や電車、宿泊場所はすべて決められていたし、日中は自由ではあったものの海外慣れしてなかったから、あまりうまく回れませんでした。
もちろん楽しい思い出も残っているけれど、自由さには欠けており、物足りなさも感じる旅でした。
今回の7年ぶりの訪問では、飛行機も宿もすべて一緒に行く友達と予約しました。
日中の行動も完全に自由でした。だから本当の意味でフランスを謳歌できている心地を感じていました。
改めて、旅行は自分で計画するに限ると思いました。
人が決めたコースに乗るのはつまらない。僕のひとつの方向性を確かめる旅になりました。
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ドイツはずっと気になる国でした。
今まで世界30ヶ国以上を訪れてきて、主に先進国を中心に巡ってきました。
その中で唯一足を踏み入れたことがなかった先進国がドイツです。縁がなかっただけだけれど、早いうちにこの国のことを知っておきたい気持ちが強くありました。
日本と似た国民性を持ってることや、英語を話せる人が多くいるなど、この国にまつわるいろんな情報を確かめたい気持ちもありました。
僕にはヨーロッパで生活をしたいという目標があります。そのため、国選びという意味でも、ドイツはちゃんと見ておきたい国でした。
最終的に交通の拠点フランクフルト、そしてケルン、マインツという3都市を訪れることができました。
フランクフルトは治安の悪いエリアもあり、緊迫感も感じたけれど良い街でした。都会で育ってきたから、フランクフルトの高層ビルが立ち並ぶ風景には居心地の良さを感じました。
ドイツ人には思っていたよりも英語が伝わらなかったり、物価の高さには何度か辟易したけれど、それでも楽しい滞在でした。また、人と触れ合っていく中で、やはり日本人に似た気質があるような感覚も感じました。
いろいろと見ていく中で、純粋にこの国のことを好きだと思えました。
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もっともっとこの旅で感じたことを時間をかけて振り返っていきたいと思います。
ジョージアに戻ってきて、慣れた土地に落ち着いた気持ちもあるけれど、もっと挑戦したい気持ちも芽生えています。
早いところ、次のことを考えて行動に移していこうと思います。
ジョージアを去り、次のステップへ。
その意思が強まった旅でもあったと思います。
僕のことは以下の記事で紹介しています。
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それでは、また明日お会いしましょう!
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