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水が合う国とはまさしく「水」が合う国

東欧の国・アルメニアに来て1週間が経ちました。週末はトビリシで予定があるので、明日にはジョージアへ帰る予定です。

帰ると言っても住む家はないので、引き続きゲストハウスを転々としながら不安定な日常を送ることになります。

わずか1週間の滞在ですが、自分でも驚いているくらい居心地の良さを感じています。

ジョージアに来た時も同じような思いを抱いただけに、この感覚をもう少し深掘ってみたいと思います。

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アルメニアに来たことで訪問した国は32になりました。と言っても、とある拠点から日帰り旅行で短い時間滞在しただけの国もあるため、宿泊を伴うと27となります。

徐々に自分にとって合う国と合わない国が明確になってきた感覚があります。

日本人はあまり海外旅行に行きたがりませんが、その意見の一つに、海外における日本と異なる衛生感があります。特に水回りは、高級ホテルにでも泊まらない限り、一般的な日本の清潔さは得られないでしょう。

綺麗好きな日本人として生まれ、僕も例に漏れず綺麗好きな人間になりました。むしろ潔癖症と言われたこともあるほどの過剰さもあったくらいです。

だから学生時代の海外旅行ではこの衛生感の違いにとても苦しみました。海外経験を積んでいくことで徐々に許容範囲が広がっていったものの、この潔癖症は完全には克服できていません。

僕の旅行スタイルは、高くて安全なホテルに泊まるより、安いゲストハウスでいいから極力予算を抑えていろんな場所に行きたいものなので、実際水回り関連は目をつぶることが多くありました。

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そんなこともあり、海外で居心地良く過ごせたことは決して多くはありません。

フィリピンで就職し、マニラで半年間滞在した時は、はっきりと「合わない」と感じてしまいました。

就職活動をしていた時、既に一度はフィリピンに訪れていたため、その事実に気づくべきでしたが、当時は海外で働きたいという気持ちが先行し、必死な思いもあったため仕方がないとも思っています。

今まで訪れた国々も鑑み、この合わない理由を考えると、どうも原因は「水」にあるんじゃないかと思えてきました。

僕は東南アジアや中国といった国々があまり合わないと感じています。もちろん観光で訪れるのは大好きだし、これからも旅で訪れたい気持ちはあります。

でもその地を訪れた際に、どこかに我慢し続けている自分がいました。それはそれら国々で使われている水が自分に合っていないからだと思っています。

克服しつつある潔癖症ということを含めても、水が合っていないから水回りでも我慢をし続け、それゆえ身体に合っていないと感じてしまいました。

日本の慣用句で、風土に馴染んで快適に暮らせることを「水が合う」と言うけれど、自分にとって水が合う国とは(その地で使われている)水が合う国だと感じました。

軟水や硬水という違いよりは、もっと根源に迫った何かだとは思うけれど、それはもっと調べてみないとわからないのでここでは割愛します。もしかしたら科学的には証明できない「気」といった問題にも通じるのかもしれません。

感覚的なことなので表現しづらいものの、フィリピンの水は自分には合わず、それが生活する上での心労につながっていたのだと思えてきました。

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僕はジョージア、そしてアルメニアは水が合う国だと思っています。

両国とも水道水が飲めるという安全な水を供給している国だし、硬水ながらお腹をくだすこともありません。そういった事実も含め、風土に馴染んで快適に暮らせています。非科学的な何かが影響しているのかも知れません。

現在いるアルメニアのエレバンは地下水が豊富にあることから街中に多くの水飲み場があり、水に関する心配事が皆無なのも理由としてあるでしょう。

今まで「水」という観点から国の違いを捉えたことはなかっただけに、自分でも新たな発見があります。

この後は一定期間ジョージアで生活するも、年内にはまた別の国に移動するだけに、水が合うかどうかを現地で試していき、もっと自分のことを知っていきたいと思いました。

エレバンの地下水は今日も美味しい。


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サムネイルの撮影場所はリパブリック・スクエアから国立博物館を臨む

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