知ってほしい。強迫性障害は100人に1人
強迫性障害は、日本でも多くの人々が抱える精神疾患の一つです。
発症率は1〜2%で、私の妻も強迫性障害と戦っています。必ずあなたの周りにも強迫性障害と戦っている人がいるので、強迫性障害について少し知っているだけでも、その人の助けになると思います。
強迫性障害とは
強迫性障害とは、同じ行動を何度もくり返す「強迫行動」と、強迫的な思考や心配を持つ「強迫観念」の2つの症状がある疾患です。
強迫行動には、何度も手を洗ったり、鍵やドライブレコーダーを何度も確認したりすることなどがあります。
強迫観念には、自分や周りの人を傷つけてしまうかもしれないという恐怖や、何かを失ったり、失敗したりすることへの不安などが含まれます。
このような症状が悪化すると、生活や仕事に深刻な影響を与えます。
出産と運転
私の妻は、2人目の出産をキッカケに症状が悪化しました。
産休が終わり、お兄ちゃんを保育園に送るために車の運転をしてくれたのですが、人を傷つけるかもしれないという強迫観念が徐々に強くなってきました。
それでもムリして運転をしてくれた妻のストレスは、子育てのストレスも重なり限界に。ここでやっと、心療内科へ通い、強迫性障害だと診断されました。
それからは妻の両親とも相談して、曜日ごとに誰かがフォローできるように、全員で働き方を変えました。妻のストレスも減り、今では症状も軽くなっています。
まずは理解することから
強迫性障害は、他人に理解されにくい病気の一つですが、必ずあなたの周りにもいます。
そして、その人はものすごい優秀な人です。高い理想に向かって行動するからこそ、発症しやすい症状なんです。
私は、少しでも多くの人に強迫性障害について知ってほしいと思っています。
なので、最後までお読みいただき、ありがとうございました。